今頃煙突掃除 そのワケは

STOVE
 東日本大震災以来煙突カバーが落ちてきて、また炉台の構造が不安で薪ストーブを焚いていないというお宅。
本日午後から改装工事に着手です。
まずは煙突掃除から、ということでこの時季では珍しい作業でしょう。
 
 ここでもまた問題の施工法が・・・・・・煙口が二重中空管で残りはシングルスパイラル管でしたが。中空管を少し持ち上げてみるとスパイラル管が「動く!!」
チムニートップに登ってみると、スパイラル管は番線で吊るされているだけ!!
でした。
上からブラシで突くと、スパイラル管が落ちそうで、下からブラシを入れることにしました。
煙突がしっかり固定されていないことも驚きでしたが、トップの雨仕舞いのカバーと煙突の間も結構空いたままで、これじゃ冷気が降りてきてしまいますね。煙道には断熱材も使われていません。
 こうした怪しい施工の家って結構多いのかもしれません。
 この間煙突に侵入して落命した雀のミイラが3体。南無阿弥陀仏。
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コメント

  1. べっち より:

    たしかに・・・・けっこうこの手の施工多いみたいです。
    薪ストーブ施工のプロじゃないのに・・・たまに相談受けますから・・。
    わからないときはお願いします!頼りにしてます!!

  2. かわはら より:

    あるある!そういうヤバイ施工はけっこうあります。
    先日も、とある別荘での薪ストーブ本体のみ交換の案件で薪ストーブから煙突口元外したら、煙突がガタっと音を立てて落ちてきて肝を冷やしました。
    吹き抜け上部の固定金具のビスが全然効いていないで中空の石膏ボードにそのまま打ってあってまともに効いていたのがビス一本だけで、固定金具がずれていました。
    きちんとビスが効く木部下地のところに固定金具を移動したのは言うまでもありませんが、見た目だけで何も考えていない施工というか、常識ではありえない施工がまだまだ多いです。

  3. kouda より:

    べっち様 かわはら様 ストーブ専門店が少なかった頃、あるいは工務店がコストダウンのため自ら施工した物件が危ないですね。こうした案件を啓発・リフォームしていくのも役割かと、思っております。

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