このブログの読者は常連さんが多いと思う。だからわかっているだろうけど・・・。
薪&ペレットストーブ屋をやっていながら、余程山奥にお住まいでない方は、ペレットストーブの方が長期間安定的に使っていただけるのでは??と思っている。売る方としては、どっちでも良いのだが、売ったからには、使って頂かないと・・・注文通り売ったけど後は知らないよ、という商売はしたくないのだ。本当にそのオーダー大丈夫?使い続けることできるの??。
と決意を確かめながら取引を進めるのが、私のスタンス。
薪ストーブは煙突・炉台・薪小屋・・・・一式計算すれば、通常100万円は優に超える買い物なのだ。
庶民出身の私としては、それだけの価値を感じて使っていただかたいと「売っても気持ちが悪い」。
そんな天邪鬼なストーブ屋は少ないのだろう。世の中では今もまさに、使われそうにない薪ストーブ工事が進行中である。もちろん週末だけ楽しむのよ、という別荘的な使い方もあるので、一概にダメとはいえない。
ま、主暖房として薪ストーブを考えている方は、「ようーく考えたほうが良い」というご定番なアドバイスなんですが。
そのコウダオススメのペレットストーブであってもできないこともあります。
今日はペレットストーブの弱点を書こうと思います。
① 炎がショボイ。
ペレット状の燃料を燃焼ポットに落として燃やすため、炎は少々人工的です。薪全体が燃えるメラメラ感はありません。二次燃焼の炎のオーロラ感はありません。一次燃焼だけですからね。ペレットストーブ最大の弱点は、炎の見え方 だと思います。
② 停電時に使えない
無電源駆動のペレットストーブもあるのですが、一般的には電気駆動が多い。東日本大震災以降10年大規模停電がない、とはいえ、有事には使えないのも弱点です。
③ 温風タイプは調理には使えない
ペレットストーブも天板調理ができるタイプもあるんですが・・・温風オンリータイプも多く、そうしたストーブでは天板調理や、加湿のためにヤカンをのせることはできません。
④ 家電並みの気遣いは必要
正に今日の書きたい話題なんです・・・・が。ペレットストーブは現代の複雑な制御の家電ではありません。動作はいたってシンプルなんですが。燃料を送るモーターや燃焼空気を送るファンなど電装部品は使われており、それを制御する簡単なマイコンは載っておりまして、そうした部品が「壊れる」というのはゼロではないです。これまで200台位設置してますが。ファン不良、マイコン不良等故障数件ありました。
私的には少ない、と思うのです。が自滅的な故障より外的な要因の故障は、防ぐのが難しいですね。
そのもっとも多いのは、当地では名物、おそらく日本一多い・・・・・夏場の熱雷です。雷ですね。
今日もおそらく落雷により故障したと思われる案件の修理というか調査に行ってきました。
壊れたかどうかは、外見わからないので、基盤等を外してメーカーに送るのですが・・・こうしたアフターフォローは初めてでして・・・・・今後落雷対策が必要になるな、と感じたのです。
ま通常雷では、直撃されない限り薪ストーブは壊れないが、ペレットストーブは近くに落ちるとコンセントからの過電力で壊れるからな。夏場はコンセントを抜いておけば良いのだが、そうしたこと顧客に言ってきた事なかったので、今後の課題ですね。
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