無謀な計画! だったかも

LIFE

今回は「伊勢路」ルートでもちろん初めて歩くけど、前回この辺り「尾鷲-熊野-新宮-那智」は車で走っているので大体の土地勘はある。海水浴場か道の駅辺りに車をおいて、入山口まで列車で向かう、という基本方針なのだ・・・・が。どうも列車の便が悪い。今回下見途中に道の駅を発見した。

そこで逆、つまり入山口に近い「海山みちの駅」で泊まりそこに車を置いて、帰りに紀勢線を使うことにしたのだ。これならば、朝一番から行動できる。

先に羅列した町間は、一部未開通区間を除いて「自動車専用道」で結ばれている。が山あいの谷間に居住区がある、という土地なので、そのほとんどがトンネルである。トンネルを抜けると橋になり、その途中にICがあって、またすぐにトンネル。空が見えるのは、1割もないだろう。

想定していた終点=目的地は「熊野市」である。なぜここなのか?というのはさしたる理由はない。ただ尾鷲とここ以外途中の集落では、飲食店はおろか商店さえもなさそうなので最後は旨いものでも食ってみたい、というだけである。当然3日分の食料は背負っている。

温泉入浴後、日が暮れていたがコンビニ弁当など仕入れて熊野市駅から「海山みちの駅」まで車で向かう。

 

で、約40分後 大いに後悔したのだ。少々遠い、とは思っていたのだが・・・・・・

ほぼ直線で山の下を貫通している車道の距離は約30km!!!! もあった。

土地勘はあっても、距離感はなかったみたい   (^_^;)。

当然その上の山=峠を10箇所位登っては降り、降りては登って・・・・・・・。

峠は300-500m位だが、その谷部分は海。つまり標高は正味登降差なのだ。

少なく見積もっても30kmの倍 60km以上山道を歩くことになる・・・・・・・・・。

私にとって経験のない「グレート・トラバース」を軽い気持ちで決めてしまった「大いなる後悔」

 

自分で言うのもなんだが、「無理でしょう」。

ま。行き倒れになるまえに、最悪駅までたどり着けば、戻れるし。と思い直して一杯飲んで就寝するのだった。

 

今回のスタートは「馬越峠」石畳が綺麗に残っている峠道だった。

峠まで1時間。ほぼコースタイム通りで通過する。ここから尾鷲市街まで下りる途中、4人の年配者とすれ違う、がハイカーというよりも、健康ため、毎日登ってます、という出で立ちだった。

そして紀伊半島東南部最大の街・尾鷲を通過する。この界隈では平野がないから街の規模=平野の面積である。

本日最初の峠馬越峠下から見た尾鷲の街並み↓対面の山が今回最高地点八鬼山峠(標高500mオーバー!)

 

街の反対側に達して、今度は「八鬼山越え」

名前からして手ごわそうである。事実街道一番の難所と言われていたらしい。それでも朝4時半から歩きはじめて、まだ9時だし、何とかこの峠くらいは超えられるだろうと歩き始めるのであった。

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