現場に向かう途中山々の頂きには雪が・・・・これだけで緊張感が高まるのだ。
ここに至って(明日から師走突入だが)・・・・・・・。とっても難易度の高い工事がやってきてしまう。
茅葺き屋根に・・・・・
鋼板の屋根材が被せてあり・・・・・
1m位の積雪が普通の栃木県内一の豪雪地帯・・・・・
ま、3行だけで、薪ストーブ屋だったら困難さが想像していただけるだろう。
ストーブ屋じゃない人も「何でも断らないコウダが大変だ」と言っていることでお察しください。
茅葺き屋根というのは、基本合掌作りが屋根の構造で、その内部はがらんとしている。つまり煙突を支える構造体が無い、というのが大問題。屋根抜きが難しい。
その上に鋼板の屋根材でリフォームされているが、ここは豪雪地帯。つまり落雪が勢いよく落ちてきて、壁出した煙突を直撃する。
99%以上が山という旧栗山村だから、薪の手配は心配ないらしい。事実。昔からある「時計型」のブリキストーブ+100mm径位のシングル煙突を長らく愛用してきている。
しかしブリキストーブは安いとはいえ、2-3年しか持たず。煙突に至っては落雪でほぼ一年ごとに更新を繰り返してきた。
事実、そうした使い捨てられたストーブや煙突の廃品が山と積まれていた。↓
もっと長く使えるストーブは無いのか??? ご近所で聞くと、欧米製のストーブや二重の断熱煙突は、長持ちするし、ススは付かないし、暖かさも長く続くし・・・・・・・ブリキストーブの比ではない、と教わったらしい。
それで、そんなストーブと煙突に替えられますか??と当社に訪問してくれた、というのが出会い。
しかし・・・・任せなさい、と安請け合いできないオーファーであることは間違いない。
今日見て、「電動チムニーファン+単管パイプ等の櫓+横引き壁だし煙突」という基本方針は心中で決定したのだが・・・雪割りの構造というものイメージできたが、それをやるのか、施主にまかせるのか???・・・・予算と日数の問題があり・・・・12月も20日過ぎには根雪になってもおかしくない地域だけに・・・・・なんとも悩ましい。
私は通常はストーブ本体は、お客さんのお好きなものを・・・・というスタンスだが・・・・・・。隙間だらけの家、そして頻繁に天板料理が多い、ということで機種のアドバイスも必要になってくる。
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