何度もこのページで愚痴っているけど・・・・後付けの煙突設計ほど難しいものはない。家屋の新築設計の方が易しく思える。
誰かそうしたPCソフト作れば商売になるかも。全国に薪ストーブ屋さんがどれだけいるかわからないけど、数万円ならきっと買うと思う。少なくともうちは買う。
部屋の間取り等平面図と屋根、壁、天井などの立面寸法を入れて、ストーブの置き場所と煙突の抜き場所を指示すれば、一発で取り回し図面と部材が出てくる奴。
ここの垂木を20cm逃げてここへ抜くと指示すると瞬時に取り回しと部材が変化して表示してくれる奴・・・・・・・。プログラマーさん。興味があればコウダまでメールください。共同開発いたしましょう。
何が大変って・・・煙突の部材って250mm500mm1000mmって大抵3種類しかなく、曲がりの部材も30度45度90度しかない。自在に切ったりできれば問題ないんだが、断熱煙突は切れないから、これらの部材を組み合わせて取り回しを考えなきゃならない。もちろんストーブの形・煙突位置からの制約もあるし・・・。
壁や屋根を抜けば良い、という単純なものではない。構造物の強度に関わる柱・間柱・筋交い・垂木など逃げなきゃいけないし、全重量を受ける金具の取付位置も無くては設置できない。その支持金具も腕の長さが15cm位しか伸縮しないから制約大きい。まさに3Dのパズルを組んでいるよう。
実際の話。後付けリフォーム工事でパーフェクト、という工事はほとんどない、と言って良い。 ピンポイントで理想の位置におけないとか、どっかしか構造体の一部を傷めたり補強したり、ということは必須だと思ったほうが良い。
煙突の取り回しプランができれば、工事の3割。その工程通り屋根や壁に穴を開けて問題なければ5割。煙突が仮組みできれば9割ストーブ工事は完了したようなもの。ユーザーさんはどの機種を何処へおこうか???と悩まれているだろうけど。ストーブ屋は、ストーブや置き場所のことより99%煙突のことだけ考えています。
今回入母屋作り・和瓦作りの玄関設置、という難易度からすると偏差値高い案件に呼ばれて・・・・・・退化し始めた脳みそフルに使っております。
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