昨日の「イーラ」に続いて、同メーカーの一番の売れ線「MD80 Ⅱ型」のご紹介。
薪ストーブを暖房や煮炊きの機能を重視される方は、こちらの機種を選択することが多いでしょう。
同社のMD型は、大きさや機能によって、20-120まで型番がふられています。そのうち一般の住宅にもっともフィットするのがこの80型です。
今年からⅡ型になって、特に窓まわりがスッキリしたデザインになり洗練されてきました。
薪は44cmクラスで、一般的な薪のサイズですし、天板が広く同時に多くの鍋が置けます。鋼板一枚の本体ですので、表面温度は500度にも達するという、料理派には十分すぎる火力を得られます。
ですから通常の鋳物ストーブ以上に、耐熱壁造作やクリアランス、煙突とそのクリアランスに注意が必要です。
このメーカーに関わる火災事故の報告もあるようですが。基本的にそれはストーブのせいではなく、使用者、設置者の理解・配慮不足だと思われます。
昨日も書いたように、ここの製品は「速暖型」ですが、写真のように、燃焼室の底が大変深いので、薪が相当入ります。
鋳物や耐火レンガに蓄熱させる、ということは望めませんが、熾火の余熱で航続距離を伸ばす、という使い方になるでしょう。薪を食うか?って。それはそうでしょう。でもそれは使用者の使い方、何を重視するか、であって。
針葉樹・間伐材をどんどん燃せる、というのは安い薪ですむ、ということでもあるので必ずしも欠点にはならないかもしれません。
値段も19万円台と、輸入ストーブの半値近くで買えます。構造がシンプルですので、壊れるリスクも少ない。
間伐材・木工所・工務店の端材など手に入る方にはオススメです。
昨日仲間の「かわはら」氏が同機種をレポートしております。
そちらもどうぞ。
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