築150年古民家へストーブ導入で現地調査

STOVE

先週はリフォーム中の古民家へ現地調査へ行ってきました。

柱からを上を浮かせておいて、基礎を全て打ち直すという大掛かりなものです。

施主様の先代は大谷石の山元であったようで、構えが当時の繁栄を伺えます。

ただ・・・・

大谷石産業そのものは全く衰退してしまっていて、山元(採掘業者)は数えるほども残っておりません。

当社もストーブ炉台や住宅のワンポイントに使って、というオーダーは時々ありますが・・・・・・中々厳しい地場産業です。

どうですか↑このケヤキ柱の素晴らしいテリ、美しい!!!!。梁材の手斧の存在感!!!!!これを見ているだけでこのリフォームに関われる感謝とプライドを感じます。

さて実家に戻り、リフォームして住まいにする決断された「当主」様御夫妻が選んだのは「薪」ではなく「ペレットストーブ」でした。

 

賢明な判断だと思います。

写真を見れば誰でもお分かりだと思いますが、床も、壁も、そして天井もない。つまり施工しているのも、国内では「超一流」のビルダーであり・・・・・断熱性能は新築家屋並みに仕上げてくれることでしょう。

 

古民家だから・・・寒いから・・・薪ストーブ。と言って来られる方確かに多いです。

ただ・・・私が何時も書いてますが・・・「薪の用意は大丈夫なの????」

 

世界最強の主砲と防御性能を備えた戦艦大和も、弾がなければ役立たず。弾があっても、その戦艦同士の海戦前に戦闘機の猛襲で・・・・主砲は一度も使われず沈みました。

 

古民家だから「薪ストーブ必須」という呪縛は、一回忘れましょう。ストーブ屋さんにアドバイスされたからといって・・鵜呑みにはしないで。古民家だから薪ストーブとアドバイスするストーブ屋はインチキ屋です、大抵は。

本当に薪の手配にどのくらい手間とコストがかかって・・・・ということをアドバイスせずスルーしているストーブ屋がいかに多いことか。

薪ストーブ屋をやっていながら、この業界がイマイチ好きでないコウダの所見です。

 

長く、暖かく使っていただくのはどういうことが必要なのか??。そうしたアドバイスができるストーブ屋でありたいとスタンスを決めております。一時の盛り上がりで薪ストーブを選ぶと後悔します。ぜひ一報ください。

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