「夏休みは何処かへ行かれるんですか?」
「ちょっとだけ山へ・・・・・」 「アルプスですか? 尾瀬ですか?」
「ええ、まあそんな処です」 説明が 大変だから・・・・・。
私の夏休みは、出来るだけ(家族との折り合いの末)沢に行く ことにしている。
山に行く、のではなく「沢に居る」いうのが正しい説明だ。
登山道なんか登らないし、山小屋にも泊まらない テントも重いから持たない。寝袋の代わりに酒瓶を背負う。
沢水が、冷えてかつ美味くなってくるまで、渓流を登りきったら、安全で快適な泊まり場を決める。
第一条件は、増水しても安全なことだが。その他の条件は
①薪が一杯ある。
②酔っ払っても安全な地形
③ロケーションが良い。
そんな快適な泊まり場所が見つかったら、天幕を張り薪を集める。火をつけたらまずは沢水割りで一杯。
今宵のツマミは、イワナ・・・ミズナの油炒め・・・チタケの天ぷら・・・・か。
そんなツマミが出来あがる頃。ちょうど沢水でビールが冷やされる。
乾杯。そのまま漆黒の闇と焚き火を肴に、夜は更けていく。
眠くなったら、天幕下で、寝るも良し。焚き火の近くで一晩過ごすも良し・・・・・寒くないか? て。
そりゃ寒いさ!でも至福の時なんだなあ。
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今宵の泊まり場
相棒は夜中に、焚き火傍に移って、夜明かしてた。
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