再エネフェス山形 見聞2

STOVE

再エネフェスは、木質ストーブだけではありません。

木質ボイラーの出店もありました。県北最上町で、木質ストーブ販売だけでなくペレット製造工場まで展開する「㈱丸徳ふるせ」は、地元では誰でも知っている会社で、ホームセンターからガソリンスタンドはたまたスキー場まで経営する最上コンツエルンです。

最上町では、集中熱供給の集合住宅+分譲地が出来たようです。ガスの集中配管というのは良くありますが。その熱源版。つまり10数戸の住宅に、温水と暖房エネルギーを一箇所から供給しようという取り組みで、熱源は当然木質です。実験プラントという意味合いが大きいので、実態は「薪」「ペレット」「チップ」の各ボイラーが3台並んで運用されているみたいです。バックアップが必要とのことでしたが。実際もっとも稼働しているのはチップボイラーだそうです。

それで実際のユーザー様のデータとしては、個別に石油でやっていた時に比べ、3割も!費用が減ったとか。

この会場の飯豊町も、山形の中でも、さらに再生エネルギーシフトを進めている自治体ですが、会場でそうした街が造成する「ニュータウン」募集のチラシが配られていました。ここに家を建てれば、灯油ボイラーやエコキュートが壊れた、とか。石油買いに行かなきゃ、ということからも解放されるんです。さらに暖房・給湯費用が3割減。

温暖化阻止というのは、理念だけじゃ進まないんです。やっぱり「お得」感がないとね。

裏山のエネルギーで暮らす。ということが次々実現しつつある山形県。

その経験をさらに発展させようと、丸徳ふるせ社長さん。一日で設置可能なボイラーユニットを作ってしまいました。コンテナ内にボイラーから給湯タンクから配管、コントローラーまでアッセンブリーで入っております。外部配管と置き場所があれば、すぐに木質給湯ができるユニット化であります。

4トンユニックに乗っているくらいで余り場所はとりません。今回は薪ボイラーが内装されておりました。

ペレット燃料など使う場合は、別に燃料タンクや燃料供給システムが必要になると思いますが。設置までの手間やスペース的な設計が簡単になるのは間違いない。

誰か栃木でも設置したい人いませんかね。モニター価格で当社が請負いますけど・・・・・。

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