地方で生き残っていくお店、とは

STOVE
 またも昨日の続きです。
 最上町の「㈱丸徳ふるせ」様訪問の目的は、一昨日から書いてますが、

1 流通・販売店サイドでありながら、ペレット燃料工場を作られたこと。
2 業界のトレンド「ペレットマン」グループとして活動されていること

 そして今日が3 です。実は私はこれが一番興味惹かれていたのです。

3 地方で生き残っている会社の奮戦

 FaceBookでちょっと見して、「あれ?これは?」との予感がありました。

 私の人生55年ですが、この間世の中は相当変化し続けています。時代の流れが早すぎて、多くの商売、労働、生活の仕方が変遷し続けています。
 これは時代の流れで、批判してもしょうがない。景気が悪い、政府が悪い、なんてことも言ってもしょうがないことです。

 自分がどう社会で必要とされているか、それを見つけ実行して生きていくしかありません。
 当社も創業50年を超えましたが、当初は砂利採取販売業、そして建材卸業。現在では外構・リフォーム工事・ストーブ工事業です。なんとか生き残っています。
 が。八百屋・魚屋・米屋・酒屋・・・・総合スーパーにとって変わられ。建材屋・金物屋・荒物屋・・・・ホームセンターに取られ。大工はハウスメーカーに。家電は大手販売グループに・・・・と業界の変遷は大きなうねりとなって、町の小さなお店を淘汰し続けています。
 私も生き残るのには(食っていくのには)どうしたら良いか、日々模索しております。
 「㈱丸徳ふるせ」様。この流れの中で、もがき、切り開いている地方企業では・・。勝手に、そんな想像を込め、訪問いたしました。

 私、自分の仕事を、何でも屋、便利屋と日々書いてます。が、丸徳ふるせ様は、当社を上回る「何でも屋」でした。

 昨日も書きましたが、最上町人口9000人。これでは大手スーパーやホームセンターも出店をためらう商圏かもしれません。しかしそれで安穏としていたのでは、ドンドン人口流出や買い物消費が町外に移ってしまいます。
 
 「㈱丸徳ふるせ」の店舗は、なんでもここで、町民のニーズに応えたい、という雰囲気に満ち溢れておりました。
 
 ホームセンターの外見ながら、中に入ると「化粧品コーナー」なんてあってビックリ。またプロユースのドイツ製のスチール製のチェンソーなどエンジン工具の専門ブースもあります。

 

コメント

  1. 超7 より:

    良い記事、ありがとうございます。
    アベノミクスが失敗だの、自分の生活が悪いのを、政治や時代のせいと言わんばかりの主義主張が多い中、「景気が悪い、政府が悪い、なんてことも言ってもしょうがないことです。」という部分はまさにそのとおりだと思います。
    自分もどうやって生き残っていくのか、生き残るためには、必要とされること、また、関わった人がより幸せになり、地域や社会が充足する、そういうお手伝いをしていくことが大切だと思いました。
    一過性の利益を追求する、今はそういう商売が多い気がしますが、こちらも田舎で、いわゆる限界集落などが点在しているような状態ですから、いろいろと考える必要があると思っています。
    ほんとうに勉強になり、また勇気をもらいました。

  2. kouda より:

    > 超7さん
    私の見たこと、言いたかったこと。感じていただけて嬉しいです。なんでも東京に追随することはなく、田舎は田舎で良い生き方、生活の仕方をディスカバーする、というのが各地で起こってきております。プランナーの仕掛けだけでなく、一人一人が周りで役に立つ仕事や活動を続けていけば、自分の街ちょっとは良い方に向かうかもしれません。微力ながらそんな方向を向いて歩んで行きたいと私は思っています。

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