ペレットストーブの寿命

STOVE

ペレットストーブを商っていて良く質問されるのが

「どの位の持つの(寿命)?」

機械だから一生壊れない、ということはない、と思う。

ペレットストーブは構造がシンプルで、高価な部品が使われていないので、「ここが壊れたら全損」というものがない。それなので基本修理や消耗品の交換はあっても、そうしたメンテをしっかりやっていけば長く使っていただける暖房器具です。今日はそうした消耗品を説明してみます。

(多少メーカーによって構造が若干違いますので劣化頻度が違います、あくまでも目安です)

まずは「点火ヒーター」。さいかい産業は最初から付いてませんが、他社は皆点火ヒーターを搭載しています。

ほとんどがセラミック製になって寿命が長くなりましたが数年だと思ったほうが良いです。部品価格1万円強

次が「燃焼ポット」。高温で熱せられるので、鉄板製は数年で穴が空きます。部品価格数千円。

次は燃焼室内側壁。これは耐火レンガなどで覆われていたり、穴があいたら交換と割り切って鉄板のままのメーカーもあり一概に言えませんが、これも数年から十年で交換となります。部品価格1-2万円。

ペレットストーブは燃料を送ったり、燃焼空気をファンで送り込んだりする「電動稼働部分」があるから、こうしたものの寿命がありますが・・・現代のモーターというものはそう簡単には壊れないものなので10年目安というところでしょうか。で部品価格1万円-2万円。

マイコン基板。これは寿命の目安が分からない。落雷や家電のショートで一年目に壊れることもあるし、ずっと壊れないことも普通だし・・・・・・部品価格2万円。

と羅列すると、結構メンテナンスコストがかかる!と思わせてしまう書き方でしたが。使用頻度によっては10年部品交換なしで済む方も居られますので、毎日それなりに使うとこのくらいの消耗部品が必要になる、という認識でいてください。

当社事務所のペレットストーブは毎日11時間位170日位使います。今年で5年使ってます。ハードユーザーでしょう。昨年燃焼ポットを交換しました。この交換品は、より熱に強いコーティングが施される改造がされていましたので次回はもっと先になるはずです。

今回燃焼ファンを取り寄せました。壊れたわけではないのですが、少々異音が出てきたので(お客様向けデモ用でもあるので)交換しようという考えです。

 

メンテコストはゼロじゃないけど、ローコストで長く使っていただけるストーブだ、ということが言いたかったことでした。

 

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