蔵石再利用の炉台完成

STOVE
 昨日お知らせしたように、蔵の石を再利用した遮熱壁の完成型です。

 「再利用」リサイクルというと、原材料がタダなんだから安く済むだろう、と考えがちです・・・・・・が。下準備や手間をかけると「そうでもない」ということを、ユーザー様は心に留めておいたほうが良いです。
 今回の現場は石が中途半端な厚み(7cm)であったために、ちょっと苦労しましたが、もともと住宅ではなく納屋兼作業場なので、手間は最小限(手間代抑えるために職人使わずに社長がほとんど造作してます。当社職人より社長の方が給料安いのでね)のローコストで作ってます。

 そうは言っても安かろう、悪かろう、の格好悪い仕上げはできません、私のプライドが許しません。

 コストパーフォマンス重視で・・・・・仕上げは↓になりました。

コメント

  1. ybe***** より:

    漆喰の使い方にも「ご当地技」あるんですね!分野は違えど往時の職人技へのリスペクトと、その地平の継承の心意気、見せていただき、ありがとうございました。

  2. kouda より:

    > ybe*****さん
    ナマコ壁というのはご存知でしょうけど。建材のグレードというか資金力と、それから土地で採れる材料によって使い方も違ってくる、という例ですね。当地の蔵でも松は石積、竹は、木造に今回のように貼り石+漆喰目地詰め。そして梅は木造のまんまです。粘土が採れない土地なので、土蔵というのはありません。

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