安来鋼(やすきはがね)

LIFE

草刈り鎌の話題の続きです。

島根県の方には失礼なことなのだが、一昨年足立美術館に行くまではドジョウすくいで有名な「安来節」は知っていても、どの辺の土地なのか知らなかった。

今の生業に就いた時。左官鏝に「安来鋼」使用と銘打たれており、値段も安くはなくそうした鉄があると知ったが、どこのどういった鉄なのか知らないまま来てしまった。

足立美術館訪問のおかげで、あの安来とこの安来は一緒か?と知ったのだ。

おかげで生涯初めてのドジョウも食せた。

それだけでなく、この訪問で私の頭ん中でいろんなものが繋がったのだ。

「もののけ姫」にも登場する「たたら製鉄」は、近代製鉄所ができるまで国内製鉄の基本技術であり。現代でも刀剣などはこの技術で作られた鉄で作られること。その実際の製鉄技術は今でも、この土地安来で伝承されていること。

ナイフを購入するときに「青紙」とか「白鋼」とか鋼材の質というかグレードというか、性格を現す言葉があるのだが、これがまさに安来鋼のグレード名だったこと。

いやあ・・・知らないで使っていて・・・「ぼーと生きてんじゃねえよ」と叱られそうです。

 

今回の両刃草刈鎌。なんとその安来鋼 使用だそうで。これりゃ粗末に扱えませんぞ!!!。

何か最近安来鋼の薪割り斧があることを知った。これは仕入れておきたいですな。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました