今日は午後から冷たい雨。このあと寒波が来ると言う。
自宅の雑木は僅かにコナラが葉を残しているが、山桜やクリは落葉してしまった。明日にかけて山間部は雪になるだろう。
先ほど、前に紹介した「黒板五郎」氏が会社に来訪されたので、彼の話題を書こう。
先月の日曜日。我家の主食の米を買い求めに、彼の家に寄った。
タダでさえ、話し始めると止まらなく長くなるのだが、その日はミツバチがどうこう、とまくし立て始めた。
まあまあ、落ち着いて、落ち着いて。
整理しながら聞きなおす。
彼の話は、前日庭の梅の木をみると、野生のミツバチが枝に巣を作り始めていたらしい。これぞ千載一遇のチャンス、と色めきたった。
「北の国から」ばかりでなく「鉄腕ダッシュ村」ファンでもあるらしい彼は、TOKIOのメンバーがどんな風にしていたか、思い出しながら。来年は天然蜂蜜が作れるから、それで梅酒をつけて・・とか、もう一つの仕事である木工製品にも、自家製の蜜蝋が使える・・・、とか夢想していたらしい。
「良い行いをしているから神様が授けてくれたに違いない」などと図々しくも思った らしい。
夢想ばかりしている間に、夕方になってしまい。この寒さでは折角のミツバチがやられてしまう!と思った彼は、保温のために手元にあった黄色い布を巣に被せたのだ。
彼いわく「この黄色を嫌がって逃げた」らしく、それで朝から、「失敗した・・・俺は何てバカな・・神様が・・・・一生後悔・・・」と嘆きまくり、そこに現れた私は顛末を長々と聞かされる事になったわけだ。
現場に行くと、蜂が20cmばかりに成長した巣に群がっていた。まだ居るじゃん。というと。本当だ戻ってきてる!!!と絶叫するのだった。
早く巣箱作って入れれば間に合うかもよ。というと途端に落胆して、今日は麦撒かなきゃならなくて時間がないと言う。
それをしなかったからか、やはり黄色が悪かったのか、わからないが、翌日ミツバチの巣はもぬけの殻にになっていた。
つかの間の喜びであったのは気の毒だった。
上手くいけば、私もミツバチを分けてもらえたのに惜しいことをしました。
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