一般の皆さんが、DIYで庭造りにあたり、注意点を書いています「ガーデニング・ワンポイントアドバイスコーナー」なぜか昨日から始まりました。
副題はやってはいけないシリーズ。
昨日の化粧砂利は、買ってはいけない、と言うより、買う前に気をつけましょう。ということだったが、本日はどちらかというと買ってはいけない部類に入る。
やはりユーザーさんのお庭で、拝見した例です。
ホームセンターには、インターロッキングと呼ばれる、敷物のレンガやブロックが並んでいる。これは基本的に下地のコンクリートなどは無くても施工できるから、これなら自分で並べるだけだからやれる!と思ってしまう方も多い。実際器用な方なら、プロを施工を見ていれば、真似事は出来ると思う。
しかし問題は製品の方にある。国内のメーカー品は歩行用として60mmそして自家用車の重量に耐える80mmの厚みの物を用意している。しかしHCには、25-40mmといった極薄のものも同じように並んでいる。
つい安い方が・・・・と買ってしまうが。これは通常のインターロッキングの施工方法では、まったく上手く納まらない。プロがやっても無理、という商品なのだ。
人が歩くだけだから、薄くても・・・・・と素人さんは考えてしまうのだろう。
しかしこの厚みには、対荷重という意味だけでなく、不等沈下を防ぐという重要な意味がある。つまり縦面同士が密着して、スクラム組んでいるからこそ、斜めに沈みづらいのだが、この縦面の密着面積が少ないから、すぐに斜めに沈下してしまう。逆もあって、簡単にめくれ上がってしまう。不等沈下で凸凹した床面は引っかかりやすく危険でもある。見た目も悪い。
最低50mmの厚みというのは伊達ではなく、意味がある必要最小限の厚みなのだ。
そうした極薄のインターロッキングは買ってはいけない。安物買いの・・・・・・。
私は、DIYでやられる方にも相談にのっておりますので、お気軽に店頭までおこしください。なお施工方法に関してはメールでは限界がありますので、あくまでも口頭でアドバイスしております。
コメント
予算を削ろうと思っても、レンガの厚みは減らさない方が良いですね。