隣地で原野火災 なんちゃって消防隊員出動

LIFE
 我が家の西側には、昨年蕎麦畑を借りた隣人の畑があって,その隣が沢になっている。その沢の向こう側に、数週間前から何やら人が入って、萱などを刈って野火焼きを行っていた。
 誰か土地を購入してその整備をしているのだろう,とは思ったが_____。

 実はこの地区の防犯委員をやっている。気になっていて日曜日の夕方かの土地に出かけていったのだ。

 その刈り払いをしている御仁に聞けば、東京の資産家がこの土地を手に入れて、果樹園でも造成しようか、ということらしい。

 片や空前の不景気でも、こうした余裕のある方も居るのだ、と認識した。

 あそこで刈り払いしているのが、オーナーの親父さんです、とのこと。

 くれぐれも火災には気をつけてくださいよ、といって帰って来たのだが_______。

 今日の午後畑で、麦踏みを始めていた午後1時半。ふと見上げると、尋常でない火柱が____。

 野焼きの炎が、草原に燃え移ったのだ。

 すぐに119番は頭によぎったのだが、そうなれば大事。そうした方が良いのが,そのまま鎮火するのか??頭が混乱して判断がつかないまま現場まで走り寄る。

 わずか100mと無い所に走る着くと、もう炎は草原一杯に広がっていた。もう素人にどうにかなる物ではなかった。

 たまたま通りすがった、ヤマトのメール便配送のお姉さんに、119番を依頼した。

 この間消防車の来るまでの時間が長く感じられた事_____。

 到着した消防車から二本のホースが伸びる。

 が、何故か隊員は一方に偏ってしまい、一本には隊員一人しか居ない。伸ばすホースも一人では引っ張りきれない。

 それで、助っ人に入る。消火のホースを引っぱり伸ばす。煙の中汗だくになって手伝ったのだ。

 幸い畑仕事していた最中だったので長靴は履いていたが、手は素手。煤で真っ黒になる。荒れ地の火災だから灌木だらけで、ホースが思うように引き回せない。

 必死の消火作業。

が、5000坪という原っぱは全焼だった。それでも隣接する家屋への延焼は食い止める事が出来た。

 これは不幸中の幸いであった。

 消防車6、7台。なんとか鎮火したのは、2時間後。3時半くらいだったか____。疲れました本当に。

 本当に火災は恐ろしい。皆さんご注意を。

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