ちょっと前に、ログのリフォームというか塗りかえ作業のことを書いた。下地を磨いて、汚れや劣化した塗料を取り、再塗装するわけだが、日曜日だけではとても終わりそうにないし、第一磨くだけで腕が上がってしまいギブアップ、ということになりそうだ。
そこで毎日少しづつと思い、出社前30分だが、昨日から下地作りの作業をしている。日が短くなって夏のようにはいかない。寒いし(今日は氷点下2度だった)。
リフォームついでに、先週の日曜日は、塗り壁の補修をした。
前にも書いたが、自宅は、造成から建築まで、自分で出来る所は自分でやり、時間が無い、力が無い所を職人さんに作っていただいた。主材の杉も自家調達である。作る時からわかっていたことだが、この杉材の乾燥が不十分であったのだ。
その弊害がいくつか表出しているのだが、目立っているのは、塗り壁のひび割れ3,4箇所、クギの頭の突出(トイレの内壁)10ヵ所位。どちらも壁の中にある間柱という薄い材が未乾燥の為暴れて動いたことが原因である。
今のハウスメーカーの家がこれじゃ、クレームものだろうけど。自家材で、自分で監督してやってもらっているわけだから、大工のせいではない。「ナンモいえねえ」状態。誰にも文句は言えない。
数年たって、木が乾燥して動かなくなったら補修しようと思っていたので、これも良い潮時だと、トイレから補修する。
クギの出が多そうなものは、どうにか抜いてステンレスのビスを代わりにねじ込み、少しの物は、逆に叩き込んだ。当然漆喰の白壁には、クレーターのような無残な凹みと汚れがついてしまう。
女房殿と娘が心配そうに覗いてきた。
「お父さん、大丈夫????」
私を何屋だと思っている。職人ではないが、外構工事、リフォームの看板掲げてんだ、これくらいのこと出来なくては看板が泣く。
とオオミエを切ったが、実は漆喰を塗るのは初めてであった(内緒)
その凹みに今度は漆喰を塗りつけ、少し乾いた所でフラットに鏝で仕上る。
何か上手く行きそうだったので、ついでに、他の部屋の釘の出ている部分も補修してしまう。
その後外出して帰ると壁は乾いていた。
女房殿「あら、近眼の私には全然わかんない」
近眼でなくても、そうだと注意してその部分を見なければ、多くの人は気がつかない、位に仕上がっていた。ちょっと鼻が高くなるワ・タ・シ。
内緒の話。釘の処理は自分でして、その後の仕上塗りを馴染みの若手左官屋に「一杯飲ませるから塗ってくれよ」と依頼してあったのだ。
自分の予想以上にできてしまい、私は飲み代を用意せずにすんでしまった。めでたしメデタシ。
コメント
奥様とのやりとり辺り声を出して笑ってしまいました(m'□'m)失礼ですが、実は怖そうなイメージを勝手に想像していました(汗)が、親しみやすいお父さんな一面が見れて勝手に喜んでおります(笑)失礼しました…m(__;)m
漆喰はいいですね。洋風にも和風にも合いますね。奮闘されて大成功で良かったですね!
お二方ともコメントありがとうございます。お感じのように私は理屈型の人間です。
と、居直っておいて、そうとばかりでもないよ、という所もございます。
その辺りすぐに飽きるかもしれませんが、それまでお付き合い頂けたら幸いです。