コメの販売の自由化や、入札市場の導入で、確かにコメの流通は自由になった。
が、トンデモナイ凶作がない限り、消費量が生産量をはるかに下回っているから、米は安くなる。ここ数年コメの価格は下がる一方である。消費者には良いことでも、採算ラインを下回っている産業の未来は描きがたい。
今年このまま豊作になれば耕作を止める農家はまた増えるだろう。「豊作貧乏」もここまで来ると、それだけで片付けられない。
畑作の野菜等も含めて、コメは確かに換金性(つまり率が良い)が高い作物であった。麦や大豆・蕎麦に換えても、現状ではコメ以上の収益は上げられない。だから今、離農者・耕作放棄地がじわじわと増えている。
一方。ローカルが伝統野菜に力を入れたり、産地形成つまり名物作物に取り組んだりして特色ある生産物に力を入れる農家も増えてきた。
非農家であり、ほとんど素人同然の私、それも働きながら耕作しようというのだ。何をやってみせる、ととても大見栄は切れない。冷笑されて当然。失敗している図も思い浮かんでしまうよ。
が、何かしらのヒントが見つけられれば幸い、と思っている。
今朝、改めて1ヘクタールの耕地の前に立ってみる。広大である、ビビってしまう。
まあ楽しんでやってやるさ。
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