8月1日は

TOWN
 書き遅れてしまったが、8月1日は朝は「杉並木マラソン」、夜は「花火大会」と、旧今市市内の行事としては夏の最大級のイベントが今年は重なってしまった。
 
 昨年は、ちょっとだけ闖入して、マラソンランナーの気分を味わったのだが、先に書いたように我が家の畑も雑草の海でして、朝のうちに作業しないと熱中症で命にかかわる位の天候なので、マラソン大会の応援もそこそこに畑作業に入る。
 
 大会は定員を2800名ほどで締め切りになる、ほどの盛況。
 
 生来長距離走が大の苦手だった私には、どうして遠くまで出かけて行って、参加費を払ってまで走るのか???理解不能だったのだ。
 が、交通費を掛けて遠くまでいって、大汗かいて山に登るのと、同じなのだと、ごく最近気がついた。
 
 それにしても、記念品は出るにしても、10kmのミニマラソンに、これだけの参加者が来るのは、「日光杉並木街道を走れる」というプレミアム性が貢献度大であろう。
 有料といっても勿論多くのボランティアに支えられて実施されている。走る方も、応援する方も、気持ちが一つになっていないとこうしたイベントは続いていかない。
 
 
 一方「花火大会」。これは有名な所を知る人からは笑われてしまうような大会だが、山間の田舎町では、最大級のイベントであった。老若男女みな楽しみにしてきたお祭りであり、近隣町村から万人単位が繰り出して、夜店も100軒近く出たものである。
 
 こちらの運営費の中心は、寄付による。当社も少額であるがずっと続けてきている。前日折り込みに入る案内チラシの裏面には、そうした賛助企業名が印刷されている。
 
 しかしである。不景気・地方経済の疲弊感は、この裏面を見れば解説が要らないほどで。私が戻った10数年前に比しておよそ半減。金額ベースだとそれ以上の減少が続いている、と思われる。
 
 よって数年前より、花火大会の中止の噂がくすぶっている。
 
 ある町では、こうして廃止になってしまった花火大会を市民個人の寄付によって復活させよう、という
運動が展開されている、とも聞く。
 
 他の地域はわからないが・・・・・・この辺りでは、政ごとも、祭りごとも、みんな行政や会社まかせだったように思う。(日光で有名な和楽踊りも昨年休止になったし)。
 
 自分たちで楽しむものは、自分たちで作る。そんなムーブメントも増えてきた。
 
 
 いろんな社会の仕組みが、今変わろうとしている。
 
 8月1日は当市にとって象徴的な日だったこもしれない。

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