ちょっと前に、白根山で近くに居たシカの写真を掲載した。
猟期でも、猟区でもないのを知っているからノンビリ寄ってくる位だが・・・・。実は栃木県では害獣であり、この20年間、民間のシカ猟の他に毎年1000頭以上が駆除されている。
古くは霧降高原の名物であったニッコウキスゲが壊滅的に食害にあい、現在のキスゲはほとんどが人工植栽、また戦場ヶ原は高山植物の保護のため全体が柵で被われている実態がある。
貴重な高山植物の食害の他、樹皮も食う、というので被害は大きい。
写真のように樹皮を食われた樹木は枯れてしまう。
が、これは我が家の林の木である。勿論食ったのはシカではなく我が家の山羊!。
シカも可愛いし、山羊も役に立つが・・・・・程度問題 らしい。
砂漠化が進行する地球において、砂漠化を進行させる害獣の一つとして挙げられているのが「山羊」である。
私も樹木の下草を食わせる目的で木に繋いだのだ。それが夕方になってみれば御覧のありさま。
見ていると、角をつかって樹皮を剥いでいる。山羊の角は背中を掻くため、そのために後ろ向きに生えている、と勝手に思い込んでいた。がこうした芸当もできる、と初めて知った。
角も伊達ではない。
彼らも生き残る術を知っているのだ。
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