それでは、熊野古道紀行文連載開始です。興味のないかたは下のボタンだけ押して、スルーしていただいても嬉しいです。
熊野三山とは、「熊野速玉大社」「熊野那智大社」「熊野本宮大社」を呼び総します。 創建はもっとも古いものは、仁徳天皇期と言われておりまして・・・・・今年には創建1700年祭が開催されるという、日本に現存するもっとも古い神社群の一つです。
世界遺産に登録されて15年目らしいです。私特別の世界遺産ハンターではないのですが・・・・・。ここは神社本体だけでなく、その「参道」が世界遺産であるということを忘れてはなりません。
日本の歴史に・・・それも階級を問わずこれほど長く刻まれてきた、という聖地は、そうそう例がなく、ずっと訪れてみたいと思ってました。もちろん神社本体は二の次です。車で乗り付けても・・・・・ねえ、観光ならともかく「遺産」の有り難みも、その意味も分かんねえよなあ。
古の日本人が通ったそこまでの経路・地域つまり「参道」体験しなければ「詣でる」意味がわからないはず・・・・つまり古道の踏破のほうが主目的です。
とはいえ、簡単に言えることではないです。現存するルートだけでも。延で、4-500km以上あると思われ、その全てを踏破するには毎日歩いても半年位かかるかもしれません。実際京都から上皇など来訪していますが、往復一ヶ月の長旅だったらしいです。今回スペシャルGWということで、最大5日間歩けそう、と思いその一部踏破をチャレンジしてみました。
コース名は「中辺路」(なかへち)というらしいです。紀伊水道・和歌山県田野辺市から 熊野灘新宮市に至る主要街道の一つです。栃木からでは彼の地に行くまでに往復二日を要しますので、検討の結果、初日夕方に「熊野速玉神社」に行き詣で、失礼ながら車で「那智駅」まで移動。翌日から那智-田辺の中辺路ルートを5日で踏破しようという作戦を立てました。
距離にして88km位、平地ならなんてことないですが。数限りない峰々や峠を上り下りしての行程は、山歩きはやってきたとはいえ・・・・テント寝具食料フル装備での縦走となり・・・・・還暦近いのに、過去最大負荷の山行と思われ・・・完走出来るか????全く自信はありませんでした。
予定通り初日午後に熊野速玉神社に車で到着。
こちらの聖地というか、本来の御神体は山頂付近の巨石なのだよ。参拝者の99%登ってこないけど。明日からの足慣らしに登る。
いやあ・・・・・・いやん馬鹿 (*/-\*) て位・・・危険なほど・・・ありえなくらい急勾配の階段でした。足腰弱い方、慣れていな方は危険です。
ついでに別峰の山頂も目指してみる。
続く
コメント