ペレット製造工場とタイアップ

LIFE

 昨日より続く。

 まだまだ産業として確立されていないペレットストーブ業界なんだが・・・・。もし普及が進んだとして、ちょっとネックになりそうなことが存在している。
 
 日本の石油製品。ハイオクガソリン、レギュラー、軽油、灯油・・・・あれど、メーカーによる品質の差というのはほとんどない、と言って良い。しかし燃料用ペレット燃料は、通常流通している製品の原材料は木材のみであるが。その組成によって熱量はもちろん、ススの出具合、灰の量など結構違う。
 
 ストーブを営業していると、100%の人が「燃料が幾らで、灯油と比べてどうなのよ?」と聞かれる。大体の目安は答えても、厳密な比較は難しい。
 
 競争原理が進んだガソリンなど店頭間でリッター10円も違わないだろう。製品としての性能は一緒である。
 しかしペレット燃料頒価は国内では10kg当たりで200円位違うし、カロリーや燃費・使い勝手に差があるのだ。
 
 原材料が千差万別だから燃料の国内標準化を図ることは不可能だと思う。薪ストーブ燃料にもグレードがあり、薪屋では樹種で値段を違えて売っている。ペレット燃料もその組成により差ができることは乗り越えられないだろう。普及が進むと将来は「質」によって価格差が決定(競争原理)することになるかもしれない。
 
 ということで、試験製造を始めた工場で、私が提案したことは、性能その他をモニターさせていただきたい、ということだった。

 

 右が当社扱い。左が新工場。同じホワイトペレット(樹皮を含まない)なのに、樹種の違いでこんなに色が違う。

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