薪にしろペレットにしろ、排気を外に出す工事が必須であるから、本体だけポンとお売りするわけにはいかない。排気は単に外部に出せば良いのではなく、機能性やメンテナンス、そして各種ネガなどを考慮して、よりベターな設計が必要である。
ペレットストーブの排気管は、薪ストーブの煙突より要求水準が低いので、普通は工事の事前に一回だけ現地調査をすることが殆どだ。
しかし薪ストーブを新築家屋に設置する場合は一回で済むことのほうが少ない。
今回の現場でも、一年前の冬に工務店側と図面上での打ち合わせ。そして昨年のお盆後だったか、建て方に合わせて現場大工との打ち合わせ。そして屋根工事に合わせて煙突の設置工事。そして今月ほぼ完成したから、とストーブ置き場周りの確認やら採寸に出かける。そして来月本体設置。
都合5回出かけることになる。工事する方としては、工事費というのは、実際工事をする作業工賃とこうした間接経費の合算なわけだけど。
こうした理由もあって薪ストーブ工事は、ペレットストーブの工事費の倍位になります。
実際仕上がった床面から夏に施工してあった煙突下部までの高さをレーザーで測定。
工務店にお願いしてあった、背面の壁の通気層造作をチェック。その他色々チェックすることがある。
やはり図面だけでも、壁ができていない段階での下見だけでも不都合が起きることがある(途中で設計変更されていることもあり)。
どうしても1,2回では済まないのだ。
そんな足掛け1年の過程があって・・・・・やっと本体が付けられる。
コメント