鳳凰小屋から小一時間で、巨石が積み重なったような地蔵岳頂上に到達。勿論最後の岩山は岩登りの素養が無ければ登れない。
しかしこうした山頂は始めてである。岩場の下には、その名の通り多くの地蔵が並んでいる。昔から奉納され続けているのだろう。ここまで軽装スタイルで、荷をなるべく軽く日帰りに徹して登ってきているが5時間をようしている。ここにお地蔵さんを奉納された方は石で出来た絶対に軽くない 地蔵を担ぎ上げて来たわけで、そうした宗教心というのは全く感心するし、どれ位の時間がかかるのかきついのか想像も出来ない。
台風のお陰で、紅葉は楽しめなかったけれど山頂からの眺望は、素晴らしかった。甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳・北岳・富士山。名山が本当に目の前に展開される。
ここでお昼ご飯と、お約束の乾杯ビール。
続いて45分あるいて、もっとも標高の高い観音岳。そこから東端の薬師岳にはさらに35分。
この間は、風化した真砂土の稜線上に御影石の巨石が顔を覗かせている。廻りはハイマツやカラマツがまばらに生え、ここの風景もまた珍しく美しい。
薬師岳出発は、午後1時。登りを5時間できているから、4時間あれば降りられそうで、5時に着けばまだ明るい。
が、鳳凰小屋の親父に言われたのだが、この1700mの下りが一番キツイ。
実際きつかった。
途中25人位抜いたのだが、何方もへばっていた。
営業君も何とか付いて来れました。本人にはだいぶ自信になったことでしょう。
何とか日のあるうちに下山でき、これまたお約束の温泉へ。
青木鉱泉は本当に雰囲気のある山間の宿で、投宿してみたい宿でした。
今年は3回も山に行ったけど、3度ともピーカン。本当に有意義な山登りでした。めでたしめでたし。
北岳全貌。薬師岳山頂は広々としている。
コメント
絶景ですね!
山頂でのビールは格別でしょう!
山に行かない人(女房)にはわかってもらえないことですが・・。
日常や仕事を忘れて、無心で汗かいて、そして山頂で飲む一杯は至福の時です。
私も10月末に鳳凰三山に富士山を撮りたくて行ってきました薬師岳から青木鉱泉に下りたのですがバスの運行が26日で終わってしまっていてタクシーで帰りました。TBさせてください。ポチ☆