ビックサイトに行く

LIFE
 故郷に戻って○○年。東京に恨みも、反発も無いんだが・・・・。異常とも感じる人口密集に嫌気して、また田舎でどっこい生きてやるんだと見栄を切って、ほとんど足を向けたことがなかった。その東京へ今日は出張。
 いやあ正直怖いね。7年も住んだのに。この間に切符も電子化され、知らない路線が出来、思ってもみない相互接続ができており・・・・・・・目的地に着けるんだろうかこの田舎者が、という感じ。

 とか何とか、目的地の「ビックサイト」にやってきました。「ゆりかもめ」に初めて乗ってね。いや本当に運転手居ないんだね・・・。

 今日の目的地はビックサイトで開催の「バイオマス発電展」です。もちろん大きな発電施設というより、興味は小規模なバイオマスボイラーとか、ローカル、小規模エネルギーなどですね。それにしても、出店メーカー数1600社オーバーとか。燃料電池から、木材伐採重機展示まで、相当幅が広い分野ですが、それにしてもすごい数。海外メーカーも目立ちます。
  
 世の中こうあるべき、これはダメ・・・・色々理想はありましょうが・・・・・。それがビジネスとして成り立ち、多くの方にさらに利用され、社会の奔流になっていくこそが重要。
 企業がやることだから、ダメじゃなくて、企業が取り組め、応援できる「理想」を語れる市民が多くなって欲しいな。

 わかりやすく言えば、原発発電止めて欲しい、と市民が思っても、独占企業だった電力会社にその意思を通すのは難しかったですね。
 でも最近電力会社を選べるようになった、価格だけでなく、発電の仕方で選択する、という方も増えるかもしれません。市民意思がより反映されやすくなった、とも言えるでしょう。
 
 政治と市民意識は二人三脚だと思う。欧州複数の国で、エンジン自動車があと12年で販売禁止になる。原発を放棄した国もあるし、もうすぐ石炭発電も禁止になる。こうした思い切った政策が実施されるのは、国民の同意があって可能になる。だからこそそうした国では、原子力や化石燃料に代わって、代替エネルギービジネスが隆盛している。木質ストーブを使っているから、代替エネルギー発電の会社を選ぶ、という意思がはっきりする時代はもうすぐだろう。

 それでも、環境ビジネスでは世界から取り残されつつある日本で、外国の出店から面白い視点や提案があろうかと、探しにきました。


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