8年ぶりの煙突掃除

STOVE
 って!表題としてはマズイな。薪ストーブ販売店が「煙突掃除って8年に一回で良いんだ」という間違った認識を与えてしまうな。

 正しくは「煙突トップとシングル部分は毎年掃除が必要だ。しかし二重断熱煙突部分は、その断熱性能により煤の付着が極小なので、8年くらい掃除いらずである」ということ。
 私は、いくら予算がない、という方でも、オールシングル煙突での施工はお断りしている。ストーブを研究しないで導入しようという方は、取り敢えず燃やせれば良いのよ、と「安く安く」と言ってくるけど・・・・・。その最低燃やすこともままならないのがシングル煙突なのだ。
 薪が未乾燥だと悲惨なことになる。クレオソートが付着し、すぐに煙突掃除が必要となり、最悪煙道火災にもなる。シングル煙突で煙道火災になると自宅全焼にもつながる大変危険な選択なのだ。
 
 当然ストーブ屋の私は毎年一回は煙突掃除はやっているわけだけど。先に書いたように二重煙突部分はほとんど煤が付着しないので、8年間もスルーしてきたわけ。

 しかし全く燃焼の基本を覚えようとしない家人が、週4日も家にいて、ここ2年燻らせて焚いているので、さすがにダメだろうと8年ぶりに清掃作業することにした。

 結果として↓ 丼一杯分くらいかな。想定内の結果。

コメント

  1. みゅーみゅー より:

    こんにちは、よく働かれるんですね。ナイス

  2. GYM MASTER より:

    私は2年ぶりの煙突掃除でしたが、シングルはそこそこ煤がたまっていましたが、二重煙突の部分はほとんど付いておらずびっくりしました。同じストーブを使っていますが本当に良いストーブだと思います。

  3. kouda より:

    > GYM MASTERさん
    薪ストーブで木材カロリーを効率的に使うには
    ①乾燥した薪
    ②二次燃焼が働くまで早く高温に燃やす
    ここまではどのストーブも一緒ですが、ハーツストーンは石製なので、この高温が長続きします。蓄熱性は人間にも、燃焼にも好都合です。さらに二次燃焼空気はフリーで自動的に供給されます。人間がオーロラが見たい、なんて絞りすぎることがないので、気持ちよく焼けぼっくりもなく燃えてくれます。完全燃焼に一番近いストーブ設計に私も感心しています。

タイトルとURLをコピーしました