かれこれ半年以上かかりましたが。日光市の文化財家屋のリフォームが完成しました。当社の最後のパートが、勝手口周りの仕上げです。
「何か予算だいぶオーバーしちゃったみたいだからなるべく安く」という依頼でして。それでは手持ちの余った建材で施工しましょう。
とはいっても、文化財ですから、カッコの悪い、安いっぽいタイルなどは私のプライドとして使いたくないです。ちょうど良い物が見つかりました。勝手口の土間は奥行48cmしかなかったので大判のタイルではかえって変に見えます(一枚半なんて割付になってしまいます)。
手持ちに15cm角の天然御影石タイルがあって、これがタイル割するとちょうど3列。立上りの巾木にもちょうど15cmでピタリ収まります。
加えて、同じ石で磨き仕上げと滑り止めジェット加工したものがあったので、床面にジェット品。巾木に磨き品を使いました。
写真の一番下に僅かに写ってますが、玄関先には、同じく御影石の踏み石も在庫で持ってましたので、3枚並べてあります。表も中も御影石と和風古民家テイストで完成しました。
それだけでなく、ワンポイントで磨き品を床に二枚だけ入れてみました。もう長い付き合いなので、施主様の喜びそうな「掴み」心得ております。
勿論奥様に喜んでいただきました。
(写真は目地詰め前です)
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