日頃偉そうに、ブログ書いてますが・・・・コウダも失敗もする、という恥を忍んでの失敗談です。
昨年施工した外構工事の土間コンが冬「凍て上がった」という失敗。
行ってみると、スリットで4分割した駐車スペースが一枚だけ浮き上がっておりました。
実はこれは「ネガがおきる可能性がある」と伝えてあった場所。「やっぱり」と思いました。予想された不都合をスルーした自分に落ち度があり、言い訳は言えません。
状況説明から。
隣の家の古いブロック塀がありました。家でもブロックでも、基礎は逆T字に断面がなっています。地中に沈まず、地震にも耐えるように、底辺が広いんですね。
この隣地のブロック基礎の底辺部分、ここをフーチンと言いますが。このフーチンは隣地へは遠慮したのか、昔のアバウトな作りのためか、厚みは数センチしかなく壊すと、倒れてきやしないか・・・と心配されました。加えて、こちら側は奥に芝を植えるというので、水はけの都合上ここの部分をコンクリートで埋めなかったのです。
ブロック塀のフーチンは敷地の奥が高いので、入口側から高さを3段に分かれて打たれていました。当地はスロープ状の土間コンなので断面はフーチンに近づいたり、離れたり。ここに砂利を入れれば、凍結深度以上になるので大丈夫だろう、と判断してしまったわけです。
しかし「凍て上がった」と呼ばれて行った時に、その壁際に雪掻きされた雪が山積みになっておりました。
つまり雪が徐々に溶けてこの隙間から浸透し、フーチンで横に導かれ、それが土間コンの下に長い間供給されていたわけで・・・。土間コン表面は雪が溶けて氷で覆われており、つまり昼間でもコンクリートは○度以下状態が続いていたわけで、それで砕石20cm厚もあったにも関わらず、ずっと水が供給され零下で冷やされれば、凍って膨れないはずの砂利でさえ、水分が砂利の周りについて凍て上がってしまったと推測されました。水はけのために、開けたことがアダになったわけです。
道路際と土間コンに近い部分のフーチンを撤去。
悪い条件重なりましたが。やっぱりこれは言い訳。コウダの落ち度です。
直す対策をちょっと長時間考えました。まずは水ハケは無視してスリットを止める。しかしそれでは完全とは言えません。土間コンをブロック基礎にぶつけても、そのミクロの隙間から水は下に回るから、です。そこで、基礎と既存土間コン、そして打ち足す土間コンの間に、アスファルト防水を施すことにしました。土間コンの下に水が回るのを防ぎます。
失敗して人は勉強していくんです。と自分を慰めています。
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