2.3日前に「下請け業者の悲哀」みたいな記事を書いたけど・・・。
今日も似たような話で・・・・御免なさいです。
某飲食店の野外のテラス席増築工事で、仕切りのフェンスをかける工事を請負いました。
その基礎は既存であったものに、追加されて造作されたもので、見るからに天端レベルが心配でした。
それは指摘してあったのですが・・・・・。
当方のパートでないので、放ってありました・・・。
今週フェンスの支柱を付けに来い、とのオーダーで現場で測ってみると・・・・・・。なんと高いところと低いところでは12mmもの高低差が!!!!!!。
フェンス支柱を決めてから、基礎の美装をしてもらえれば、なんてことなかったのですが・・・・。
他社の左官屋が基礎の立ち上がりの美装を終えており、その作業がやり直しになりますので、それを生かした配慮が求められ・・・一層作業が難しくなります。
建築に詳しくない方でも、普通の方でも理屈はわかるはずです。四角四面のフェンスは水平の土台の上にだけ設置できるものです。土台が波打っていてはまともに設置することは不可能です。12mmというは全く誤魔化しができない高低差です。
それをやれ、というのですから難しいミッションになります。
簡単にいえば、柱一本一本の潜り寸法を微調整して、土台が水平でなくても、フェンスは水平に設置するわけですが・・・・。
それなりのテクニックが必要です。
こうした工事の経験者なら分かることですが、カーポートなども一緒です。フェンスの支柱も、3次元的にピンポイントの位置が求められます。それで通常の外構工事では、距離計(スケール)、傾斜計(水平器)など加えて水糸などを駆使して3次元上の「所定の」位置を決めるのです。
しかしそれでも大変です。3次元のうち1次元でも定まっていれば、残り2次元を決めやすくなります。
それで、X軸つまり水平を決めてしまえば、残り2次元が決めやすくなるのです。
わかりやすく言えば、フェンス支柱でも、カーポート柱でも、水平のベースを作りその上に製品をのせれば残りの位置関係は分かり易く簡単になるわけです。
今回の工事でも、通常は「布基礎は水平である」という前提でフェンスを作りますが、そうでない場合。支柱を水平面に置いたように工夫する、ということから始まります。
ここらへんは経験がものをいう場面でして・・・・こうすれば、簡単という絶対的なノウハウがあるわけではありません。
無事納まったようです。
ランキングポイントアップのため記事が参考になったなら、テラ銭代わりに下のバナーをクリックしてくださいませ。毎度のご協力お願いします。
コメント