古民家改修 黒漆喰を施工

WORKS
 遠方まで視察に行った「黒漆喰」です。私の住んでいる街では、黒漆喰の施工例が非常に少ないんですね。
 先週に島根の足立美術館に行ったついでに、寄った街は、事前に下調べをしたわけでないんですが。非常に多くの実例が「思いの外」見学できて。望外の成果でした。

↓天井から降りているのは、チムニーなんですが・・・・・・・ボイラー兼薪ストーブというものが入ります。が、当社の担当ではない(私も興味シンシンなんですが)ので、???????どんな風に仕上がるのか・・・・・・わかりません。

コメント

  1. sna***** より:

    ボイラー兼薪ストーブって、どんなモノなんでしょうね。見てみたいですね~!「古民家リフォーム」って、外だけ古民家の体裁をそのままに、内部は現代的にって例が多いと思うんですが、こちらのお宅はちょっと違うんですね。ところで質問なのですが、すみません…こちらは浴室だったでしょうか。漆喰って優れた調湿効果を持つ自然素材ということですが、さすがにお風呂場の湿度は…?普通の浴室と同じように拭き掃除をして、禿げたりしないんでしょうか。どういうお手入れが必要なのか、適しているのか、教えていただけますか?

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    この部屋は、昔の調理場だと思います。写真の左手に風呂場がありましてその風呂窯と、調理用のかまどがあったと思われます。
    私もまだ見ていない、薪ボイラー兼ストーブの部屋でして・・・・。文化財の家なので、半分はそのまま残し、居住空間は住みやすく、というコンセプトで改築しています。
    ですのでキッチンや居間はタイル床などそれなりにモダン、というか西洋風というか使い勝手優先で改築しています。
    ただ、このストーブルームは、一部黒漆喰の壁が残されたこともあり、古民家テイストを残したい、との私の気持ちを了解していただきました。
    今日も風呂を直していますが・・・・・ここも古の職人技が見事な部分があり。その造作とテイストを残して活かす、提案を了承していただきました。
    そのうちに紹介していきます。お楽しみに。

  3. kouda より:

    > sna*****さん
    漆喰ですが・・・・昔は日本のセメントは「漆喰」しかなかったので風呂の壁にも使われました。昔なら良かったんです。つまり家が通気性抜群。湯を抜けば、すぐに外気温になる断熱性ゼロの家でしたから。結露とか発生しないので、カビないんです。でも今の家は気密性、断熱性抜群なので、漆喰は風呂の壁には使えません。すぐにカビてしまいます。漆喰以上の調質性を持つ、珪藻土入りの壁材も使えません。これもすぐにカビます。
    防カビを謳っている外装用の塗り材も私は使いません。今の外装材は完全防水でなく、躯体側の湿気を逃がすように、水蒸気は抜けるようにミクロの穴が開いております。つまり湿気は吸う、ということはカビリスクはあるわけで。風呂に使える塗り材は本当に限られます。
    というわけで、漆喰は現在の家の風呂には使ってはいけない。古い家で使われていたら、とにかく締め切らず通気して乾燥させること、です。

  4. sna***** より:

    現代の気密性に優れた住宅ではお風呂には使えない漆喰も、昔の通気の良い家屋では普通に使われていたんですね。ふ~ん…そう言えば、snaの祖母宅の五右衛門風呂の壁も、確か漆喰だったな~…。まだまだリフォーム中のこちらの物件、次の紹介記事が楽しみです。ご回答ありがとうございました。

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