私の所へ見えるお客様は、裕福な方が少なくて「カッコよく、早く、そして安く」という方々ばかり。
私としては、旬の素材で勝負する割烹料亭を目指しているんですが・・・・実際は牛丼チェーンみたいなんです。だから何時も、一石三鳥みたいなこと考えていなきゃならない・・・・・・・。
今回の建築は実は男の・・・じゃなくて「奥様の隠れ部屋」なんですね。趣味で集めている陶器を収蔵し、来客に合わせてさっと取り出して盛り付け・・・・という部屋なんです。
だから内装が物置然してては興ざめ。どちらかというとショップ然してなきゃダメなんです。かと言って予算は抑えて、外見は別荘か山小屋風・・・・・・・となかなか厳しい条件のリクエストでして (^_^;)。
先の「日光の家」で構造材として大和木材が作ってきた40mm厚の実材(凸凹組み合わさる材)を見てヒントを得ました。
コメント
漬物小屋じゃありませんでしたねA^^;)大変失礼しました。昨日の画像見て、いやにでこぼこしてる…って思ったら、そういう工法用の木材だったんですね。釘を用いない組み木を連想しました。お洒落に収納された秘蔵の陶器の数々、施主様の満足度アップ間違いなしd(^^)施主様、後日で結構ですので自慢の器を収めた収蔵庫内、使い勝手のコメントと共にチラ見させていただけないでしょうか~人^^;)
> sna*****さん
この工法の難点は、壁が積み上がる前に屋根を乗せられないことです。毎日夕立で・・・・・・今日には屋根をかけたいものです。
この厚みだと、ピーセンピースというよりも、板倉造りですね。
耐力壁としても、強度が期待できそうですね。
神社の本殿は概ねこういう構造なのですが、最下段、水切り板金がほしいです。
今回やり直したところがありますが、そこは、溝に収めるのではなく、L字型に削り、板の外側は水勾配を取ってもらいました。水がたまらないようにしました。
後、一番上の板の部分だけ、落としこむ用の溝が片側深く切ってあり、左右にスライドするようになっています。
痛むと、スライドして外せるようになっていて、交換できるように工夫されています。
通常は楔を打ち込んで、固定しています。
ピーセンピースとの違い、セルダウンしないようになっているので、板の隙間が広がります。
本実ではなくて相じゃくりになっています。
隙間は、サシュコのコンシールを充填しています。
神社の作りもよく見ると面白いです。
> 超7さん
色々ご教授ありがとうございます。参考になります。今回の現場はご覧のとおり、極小余地に建てて庇も取れず。また予算の制約もありますので、土台と壁、あるいは柱と壁材、サッシ周りなどシリコン頼りになります。(一般住宅もそうですけどね)