芝は水はけが命

WORKS
 昨日は一人で庭の地盤を作っておりましたが、今日は何時もの頼りになる職人ふたりが合流し、相当作業が進みました。昨日の写真でブロック際を埋め戻しておりました前庭部分。ここには芝用の下地真砂土を入れました。↓
 ちょうど日陰になってしまい判りづらいですが、ブロックの際までぶつけずに、20cm手前で斜面にしてあります。この部分も真砂はいれません。昨日も書いたように、このブロック際を一番低くして水を流すためですが、芝がその水路まで伸びないように、敢えて途中で止めます。
 それは芝のためでもあります。よく他社の工事で四角四面に囲まれた部分に芝を生やしますが、これはよほど地下に水はけが良くないと、大抵の場合枯れます。当地では水持ちの良い黒土が表土なので、水はけが悪い、こうした土地では根腐れ病になってかれてしまうのです。ですので水持ちの悪い真砂を敷き込み、かつ水が抜けるような配慮が要るのです。
 芝は水はけが第一と書きましたが、同じくらい日当たりが必要です。加えて管理しやすいように(芝刈り)庭石や庭木が芝刈りの邪魔にならないように、一面凸凹しないような敷地の形にしておくのが良いでしょう。

 

コメント

  1. sna***** より:

    なるほど~…。いつもながら考え抜かれた造作。青々とした芝生の下に隠された水への配慮の勾配に下地。施主様が日差しを浴びながら芝刈り機押してる姿が想像できますd(^^)

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    そうですね。私もお客様が庭で楽しんだり、汗したり、ということを想像しながら造作しております。逆に、打ち合わせ段階で、想像できない場合もあります。「こうしたいと言っているけど・・・・・無理なんじゃないか?」そうした場合は、結構な頻度で、無理のない庭作りをアドバイスすることも多いです。

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