治山・治水の限界

LIFE

 一夜明けて、近隣の被害状況がわかってきました。
 扇状地ですので、普段から水は豊富。街中いたるところに水路が回っていますから、そのオーバーフローによる冠水。それから水路や土手の崩落が多いですが。やはり山際というか、裏山を背負っている地形の土砂崩れ、沢沿いの道路崩落が酷いようです。未だ孤立状態の地区もあります。
 床下、床上浸水も多数。ただ当地を流れる鬼怒川下流である茨城・常総市に比べたら軽微なほうでしょう。50年に一度、とは言いますが。確かにこれほどの水害は記憶にない。
 被災された方にはお見舞い申し上げます。
 当市には、国交省の砂防事務所があります。日光の砂防は日本の砂防の歴史といわれるくらい百年以上山を治めている地区です。首都圏の城壁そして水瓶として治山治水の要地です。長年多額の税が投入され続けております。
 しかし100年以上の人間の所作も、防ぎきれなかった・・・・もちろんこれまでの実績を否定するものではありません。何百何千あるかわかりませんがそうした砂防ダム・治水ダムがなければ、もっと酷い被害になっていたことでしょう。

 これからは治山治水だけでなく、温暖化を加速させない施策に人間は英知を振り向けるべきだと改めて痛感しております。
 
国府田産業HP
 
日光杉並木も倒壊

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