ダメな芝生の張り替え

WORKS
 久しぶりに庭の工事の作例を見ていただきましょうか。

 こちらのお宅では2年前新築と同時にカーポート アプローチ 門構えなど造作いたしましたが、中庭の方がイメージが出来上がらない、ということで保留になっていたようです。今回その中庭の造作に声をかけていただきました。
 家を建てる、というのはたいへん多くのことを決めなければならないので、庭の方まで考えが回らない、というのはもっともなことです。急がず落ち着いてから、あるいは駐車場など必要なものを先行させてから、というのは悪くない作戦だと思います。
 また時間を置くことで、依頼する業者を見定める(比較検討する)時間もとれます。
 勿論中庭には入れないように塀などで蓋をしてしまうと、二度手間、余計な出費になりますので そこは配慮が必要です。
こちらのお宅では犬を遊ばせるためにフェンスがかけられておりましたが、それくらいですと簡単に外せるので全く問題はありませんでした。
 
 先の工事で、中庭には芝が張られていたのですが・・・・これはいただけない工事でした。最大の失敗は現場の土に直接芝を置いていってしまったことです。こうした外構工事屋さんがまだ多いので注意が必要です。このページでも何回か書いてますが。当地の黒土など水を含みやすい土には芝はダメです。土が良くても水はけを考えず、敷地を締め切ってしまうような庭に施工するのもダメ。
 芝生の施工は水はけを良くする配慮が要ります。実際二年経っても芝は元気がなく、逆に斑に禿げかけていて・・・・思い切って床土からやり直す提案をさせていただきました。もったいないですが、このままでは美しい芝生はできません。一回表土ごと浚って下地作りから。 水はけのよい山砂(黄色い真砂土)と入れ替えます。山砂も場所によっては粘土質が多いものがありますが、敷いてから直ぐに施工しないで何回か雨に晒すと粘土分が抜けてきます。 
つづく
生え揃わないのは下地に原因有り

玄関前にはサビ御影の飛び石が4個。周りは真砂土で固められているが・・・・ご主人がもっとも気に入らない造作であり・・・・・どうにかもうちょっとカッコ良く、と相談を受けました。

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