日本においてペレットストーブはまだまだ市民権を得ていないですね。
温室効果ガスを削減するために、一般市民が誰でも取り組めることなんですが・・・・欧州では政策的に灯油の課税を多くしています。それで木質暖房の方が主流です。灯油ストーブなど見つけるのが大変とか。いま日本でこれをやると政権は倒れてしまうかもしれないですね。
さて市民の皆さんの印象ですが。デモしていて多い質問は
1燃料費
2パワー(暖かさ)
3取付方法
4メンテナンス
という所。1-3までは説明をすると多くの方が納得というか了解していただけるものなのですが・・・
私が感じるのは、一般の方にもっとも抵抗感を持たれてしまうのがメンテナンス・日々の管理のようです。
灯油ストーブは清掃などは基本要りません。あってもシーズンに1.2回程度。
しかしペレットストーブはどんな高級な機種でも灰の始末は人力でやる必要があります。このひと手間が抵抗感強いんですね。
薪ストーブを使おう、と思っている人は、抵抗ないです。誰だって薪を運び、手で投入し、灰の始末を自分でやるもの、ということぐらいわかってますから。実際両方使っている私から見れば、ペレットの方が、はるかに手間要らずなんですが・・・。
まあ導入をお考えの方に、そのペレットストーブのメンテナンスというのをここで紹介しておきましょう。
まずは毎日のお掃除から。
↓四角い箱が燃焼室内の「燃焼ポット」です。ここにペレットが落ち、下から空気が送られ完全燃焼します。木は完全燃焼しても「灰」が残ります。ポット内部の灰を吹き飛ばす機構が付いているストーブもありますが・・・・回数が減るだけで、ポット外の灰を始末する手間がなくなるわけではありません。
事務所で12時間近く焚いていると、ポットの半分位灰が溜まります(ペレットの質にもよります)。
毎朝点火する前に、ゴミ箱を近くに持って行き、ポット内の灰を捨てます。次に濡れティッシュで窓ガラスの煤清掃。乾いたティッシュで仕上げ拭き。そして最後にドアを開けると、どうしても灰の一部が炉外にこぼれますので、充電式クリーナーで浚います。この間2.3分でしょうか?
この僅かな手間が抵抗感あるんですよ・・・・・・・。まあ慣れればわずかの「儀式」なんですが・・・・。
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