ちょっと前に、高気密住宅に薪ストーブやペレットストーブを導入する際は気を付けましょう。下手すると命にかかわります、という記事を書きました。
先週はそうした高気密住宅に後付けでペレットストーブを設置してきました。
その流れを追いつつ、もう一度その注意点を書いてみます。
現代の住宅は、「高気密」で隙間風がない住宅なんですが・・・。一方で「計画換気」と言ってある程度の割合で外気と入れ替わるように出来ています。
それじゃ隙間風あっても一緒じゃないか???と素人の私は思うのですが・・・。
実際そうした最新の家に入ってみると外気を取り入れていても、寒くはないのです。
しかし「それでは寒かろう」と吸気口を塞いで生活している住宅にペレットストーブを導入することになったので、コウダは色々苦労しているわけです。
まず第一段階として、薪ストーブでもペレットストーブでも計画換気の吸気口は絶対に塞がないでください。
ペレットストーブですと、気圧の変動の関係でエラーが出ます。
薪ストーブは就寝時、ドラフトが弱まった時に、一酸化炭素が室内に逆流して、死に至る可能性があります。
こうしたこと、家を作る側と、ストーブを設置する側がちゃんと意思疎通できているのか???私の周りを見るに・・・・甚だ疑問です。
薪ストーブを入れたいという施主さん。こうしたことストーブ屋さん、あるいは工務店にちゃんと確かめた方が良いですよ。命に係わることですので。
もし、明確な返事が得られなかったら、薪ストーブ導入は、その工務店やストーブ屋さんに任せるのは止めた方が良いです。命にかかわることなので・・・。
ペレットストーブの場合は、まず命にはかかわらないのですが、頻繁にエラーとか、止まったりするリスクはあります。
どういうことか簡単に言うと、FE燃焼 つまり室内空気で燃えて排気は外。FF燃焼 燃焼空気は外部取り入れ、かつ外部排出であっても・・・・。
燃焼室内部での燃焼に、、室内の気圧の変化というものは無視できないわけです。
具体的に言えば、燃焼室と外部というのは、例えば燃料タンクも燃料が入っているとはいえ、外気とつながっているわけで
気圧変動の影響受けます。
高気密の住宅で、奥様夕食準備で調理中、強力なレンジフードが作動中。
そこへ潜水艦のハッチのような現代のアルミサッシ玄関ドアが開けられると・・・・
室内は凄い負圧なるのです。
で、ペレットストーブが燃焼室の燃焼状態をチェックしていたマイコンの指令でエラーで止まる。
そうしたことが全国で頻発しております。
さいわい当社ではまだ無いのですが・・・・いつ起こってもおかしくない状況です
続く
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