年一回の沢登り。
しかし日頃全くの運動不足で、体力に自信がない中年二人組は、林道を使って近道をしようとしていた。
崩壊林道を何とか越えて、終点までたどり着く。ここでパッキング。呑んべい二人組は、テントや寝袋を置いて、代わりに酒を詰め込んでいく。
これは何時ものパターン。
荷物(酒・食材)を別けあって無事パッキング終了・・・のはずが・・・何やらダンボール箱がザックの脇に・・・・・
「ナニコレ?????」
「スイカ」
「はあ???」
独り者のAには、もらったが良いが、食べるに大きすぎ、一緒に食ってくれる仲間もなく、持ってきたらしい・・・・・(ーー;)j
スイカを抱えて、この原生林の中を歩くなんて 考えられない・・・・・・・。
まあ一時間位なら何とかなるだろう折角だから、と承認。
が、山はそんなに甘くはなかった。
なにせ道なき道を藪をかき分け、枝沢を下るのだ。
おまけに、ルートファインディングを誤ったようで予想より行程が長く、というか一本手前の沢を下ってしまったようで。予定地点より数百メートル手前に降りてしまった/(-_-)\。
私も二回だけ替わってやったけど・・・内心「もう捨てよう」と思っていたのだ。
本流に降り立った時、ゼイゼイゼイ と奴は疲弊しきっていた。何と恨めしいスイカか・・・・・。
続く
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