思い返せば、始まりはあの大震災の年でした。2011年ですけど、その年から3年前まで毎年参加していたのが「日光そばまつり」でした。もちろん蕎麦屋ではなく、その他の販売業者としての参加でした。
初回は時がときだけに「異様な」雰囲気のイベントでした。来客は多いんですが・・・・・・。
皆自粛ムードというか、蕎麦は食べに来たけど、それ以外は目もくれずに、黙って帰る・・・・・。
毎年出店しているお店やさんは、商売上がったりや・・・・・嘆いていました。
翌年からは元に戻ったようなのですが、来客が多い日光市とはいえ、単独のイベントで10万人を集客する、というスケールでは当市一番のイベントでした。
それが無くなるとは・・・・・・・・・・ちょっとショックです。
ここ二年はコロナで、休止となっていました。
またその前3年位は集客数が年々減少していることは誰の目にも明らかでした。
まあ分析は難しいのですが、私的には・・・・・親方お役所的な、硬直した運営が主原因と思ってます。
一例をあげれば、店舗ブースの位置はくじ引きで決める、
しかし炭火焼や餃子のお店の同じテント内に、ハーブやジャムなど扱うお店が同居してしまったり・・・・
ウチは人気店で、行列をつくって他店に迷惑をかけるから・・・とあえて一番ハズレの店舗を選んだり・・・
実はお店の間で、影で交換したり、調整したりしているんですが。担当役人係は、「公正にくじ引きできめました」というスタンスで、どういうレイアウトが客にも、出展者にもベストか、という検討さえもしない、役所がくじで決めたのに文句があるとか・・・という対応でした。
お役所仕事に文句言っても、なかなかかわらないことはわかってますが、あまりの無責任仕事に、質問書を送りつけたこともありました。ま、改善しませんでしたが・・・・。
そして今回のイベント廃止のお触れ。
言い訳が腹が立ちます。
「市外の店舗の出店が多くなり、市内の蕎麦店の出店が減っているから・・・・」
すり替え、に腹が立ちますね。
集客数、そして出店料金からしても、一日数百食用意できないと参加できないのです。それを三日連続で・・・そんな実力がある蕎麦店は市内にはほとんどありません。
だから実行委員会も、「食べに行けない全国の名店が一同に会する」そば祭りだ!とそのスタンスをわかってやっていたのに、廃止の理由に、地元の出店が少なくなって・・・・・と言い出す始末。
まったくのすり替えですね。
もしそれが主目的ならば、「地元蕎麦店が一堂に会する」そば祭りを志向して、方向修正すれば良いのです。
地元店の減少はコロナと合わせて廃止する理由に挙げてますが。
本当の理由は「財政支出のカット!!!」です。この10年で1万人以上人口が減少していますから、財政規律の再構築の必要性は理解します。
イベントが多すぎて、その予算が維持できないのも理解します。しかし最大の集客があったイベントを単純に切るのも・・・・・・能がありませんね。
無能ですよ。十万人体位の全国のお祭りやイベントが復活しています。プロスポーツも有観客で行われています。いわゆるウイズコロナで、付き合っていくしかない、と全国皆で覚悟を決めているのに、今更対策ができないから廃止、という言い訳は、やはり言い訳でしかないですね。
限られた予算をどううまく使うのか?それが問われているのに、こうした市当局の無策にちょっと心配になりますね。
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