今日から博物館のトイレ改修作業。
建築材の中には、人造大理石「テラゾ」というものがあります。
大理石の砂利を骨材にして、セメントで固め、表面を削り磨いて作る人造大理石です。公共施設やサービスエリアなどのトイレの仕切り板としてかつては多く使われました。
最近はあまり人気のない建材になっております。
今回もトイレの改修に合わせて撤去されます。
人造とはいえ、石ですから相当重く、当然施工時には、躯体と一体に作られます。
今回の工事の最大の難所は、周りがタイルで仕上がっている壁を傷めずに、その壁に食い込んでいるテラゾを撤去する!ということです。細心の作業が要求されます。ダイヤモンドカッターの入れ方、ノミの使い方。一枚でもタイルを傷めれば、廃盤品なので替えのものはありません。緊張の作業です。気心のしれたピカイチの職人との共同作業です。あーーー疲れた。
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