当方のヘリテイジもそうだけど、鋳物や石製の薪ストーブは本体を構成する壁板、天板、底板等が耐火セメントで接着されていることが多い。
多めに塗りつけて接着されているから、「バリ」というか、ハミ出し部分が存在する。特に天板部分の接着は付けてしまうと拭き取れない、という構造上の宿命もあるから、そのままになっていることも多く、新品でしばらく使っていると脱落してくる。
壊れてしまったか、と心配する方もいるだろうけど、「バリ」の部分だけなら、機能に問題はない。
前に使っていたバーモントC製は、使っているうちに、バリどころか、肝心の天板と側板の接着部分も外れてしまって、最初は外側から補修モルタルを詰め込んでいたのだが、次々と脱落するものだから、天板を外して直す羽目になった。天板との間に隙間があっても煙も漏れもせず、そのままでも結構燃えてしまうのだけど(吸気側の空気を絞らない焚き方をしていたこともあるでしょうけど)
それでもまた脱落・補修するのも面倒なので、セメントの代わりに気密ロープを挟み込んだ。
脱落したモルタルの形状を見て、それがバリなのか、本来必要な接着部分のか判断しよう。かまぼこ型ならバリと考えて良いだろうし、太鼓型に両面に接着面の跡があるなら、接着部分だから補修の必要がある。
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