昨年秋。当方で設置工事させていただいた薪ストーブですが・・・・・。
もうシーズンオフの時期に来社されて、どうも煙突が詰まったようだ、という。
シーズン中ならすぐにでも行かねばならないけど・・・・・もう焚かないだろう、との言葉に甘えて、ちょっと先送りさせていただいていた。
昨日やっと時間が空いて、煙突掃除に。
壁抜きで屋根の縁から出ている煙突って・・・・・・怖いですよ、それも一階の屋根がないストーンと6m余り壁で地面まで切れ落ちているのでなおさら・・・・。
まあそれは私の個人的な恐怖心だけの問題でして、ストーブ屋としては「どうしてこうなっているのか、どうすれば改善するのか」という処方箋をお客様に提示するのがもっとも大切なことです。
まあ私でも、どんなプロでも、完璧な煙突設計がされていても、煙突トップ部分というのは、排煙が急激に冷やされるわけで汚れが固着しやすく年一回の清掃は必須です。
ただシーズン中に詰まると焚けない日が出来てしまい、寒い思いをするので避けたいですよね。
現場は壁抜き後付け煙突ですが、鉛直方向6m横引き1mです。本体からすぐにフル断熱煙突で。設計的に問題はありません。問題なのが・・・・やはり薪です。
当初は当店販売の二年乾燥堅木薪を使用してましたが。親戚に山持ちがいらして、途中から杉の間伐材になりました。
ストックされている薪を見ると、乾燥不十分であり、かつ細い。つまり皮の部分が相対的に多いわけでして・・・・・。
杉皮には、ヤニ成分が多く、燃えづらいため煤が多く発生しますので・・・・・詰まりやすくなります。
当初から堅木で燃焼室を高温にしてから混ぜて焚くように指導はしてあったのですが・・・・薪を買うよりは、親戚のタダ薪を使いたいし・・・春になるにつれ、思わず低温燃焼になり・・・・・ということだと分析いたしました。
スギ・ヒノキも勿論薪になりますが、配慮なしでは使えませんのでご注意を。
コメント
こりゃ・・・煤があり杉だ!!もっと、高温で焚かないと・・・。
> べっちさん
コメントありがとうございます。とりあえず座布団一枚進呈。累積座布団はお会いした時清算いたしましょう。