昨年5月に自宅の薪ストーブを焚いた記憶がある。だからもうオフとは言い切れないが・・・まあ北日本と山岳地帯を除くと大体オフでしょう。
薪もペレットストーブも、木質を燃やす暖房なので、程度の差や重軽はあれど、メンテナンスフリーというわけにはいかない。煙突や排気管の清掃が必要なことは多くの人は知っているだろうけど・・・・。意外に知られていないのが、ストーブ内部を綺麗にしておく、ということなんだ。
薪ストーブは、煙突掃除は先送りできても、炉内は梅雨前に綺麗に清掃しておきたい。というのは、灰自体はアルカリ性なのだが、湿気を吸いやすいので、薪ストーブって表面は塗装がかかっているけど、炉内は鉄がむき出しなので、サビが出やすい。
良く薪ストーブって何年持つんですか?と聞かれるが。寿命を縮める要素は主に3つある。
① 炉内の湿気
② 化学ガスを出すような木以外の物質を燃やすこと
③ 異常な高温で焚き続けること
①対策として、すぐに灰は攫うこと、そして防錆の油を内部に吹き付けておくこと。
ペレットストーブも内部を綺麗にしておくのは一緒。ただしこちらは灰だけじゃなく、未燃焼燃料の撤去が重要。ペレット燃料はオガ粉を熱圧縮で固めてあるだけの製法なので、湿気を良く吸う。
ペレットストーブは、燃料タンクに引火しないように、チューブ状の経路の中を燃料が送られる構造になっているため、この経路上の燃料が湿気って膨らむと抵抗が増えて、いざ秋に使おうとすると燃料が送られない事態になってしまう。
だからシーズンオフには、タンク内を空にしておく必要がある。
当社事務所のストーブも綺麗になった↓
メンテナンスをご自分でやられる方はもちろんだけど、プロに頼む方でも、こうしたことは真っ先にやっておくと、寿命が延びるだけでなく、愛着がわく、という効果もあるので是非やってみてください。
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