ヘリテイジ 総括 エレガントでセレブな名品

STOVE
 連日石製の薪ストーブ・ヘリテイジの使用レポートを書いてきましたが、とりあえずの総括文です。
特徴を箇条書きにすると、
1燃焼室内の温度上昇が早く(燃焼室容積に比して)二次燃焼が素早く実行される
2手間をかけず放りっぱなしで長時間二次燃焼が持続する
3火持ち長く、蓄熱性が高い。再始動の立ち上がりも速攻。朝晩だけの薪入れで24時間連続運転可能
4燃費も良好
5ガラスが全く煤けず(もう一ヶ月未だ掃除せず)大きい窓から大きく美しい炎が長時間楽しめる
6石目は世界でオンリーワンの所有する満足感(裏面には組立職人のサイン入り)
 
とまあ、満足感が高いストーブです。しかしもっとも特出する点は・・・・・。
 
 これまでのCB機を煙突ダンパーつまり排気側で、主に燃焼をコントロールしてきました。 ヘリテイジでも就寝時などは、その効果はありますし、二次燃焼時にも有効でした。しかし、このストーブは、特別無くても行けますね。
 
つまりイージーなのです。誰でも、特別マニュアックなストーブフリークでなくても、手軽に誰でも、美しく、暖かい薪ストーブを楽しめる。
燃えてきたら、吸気を半分絞り、さらに燃えたら全閉にする。それだけで良い。実際機械オンチで、凝り性でない妻がこの所連日火付けしてますが、私が帰宅するともう綺麗に二次燃焼してますもの・・・・・(T_T)マニュアックなお父さんも要りません。  
 
 改めてカタログを読み返してみると
「最大の熱効率のため設計されている・・・」
「緻密に熱が設計されている・・」と書かれております。
昨日書いた「表面温度が上げられない」というのも、誰が焚いても、薪を大量に入れても熱暴走などせず、ストーブが許容して一定の理想の燃焼をしてくれる。
 
例えていうなら(比喩が難しい??)ジャガーのATスポーツカー。
 すーと加速し、すっと停まり。ハンドル回せば、思う方向に向いてくれる。田舎道でも高速でどこでも変わらない乗り心地。
エンジンやサス弄ったりする楽しみを否定しませんが、ノーマルで、誰でも楽しめるパフォーマンスを発揮するストーブ。
 
見て良し  本体の立ち姿・派手に燃え上がる炎
使って良し  簡単な操作で誰でも使える
 
一言で言うなら「エレガント」で「セレブ」なストーブです。

 
天板温度が低いことを気になる方がいるかもしれませんが。数値以上に暖かいですね。初回に書いたように家は窓が広くて、容積が結構広いのです。主暖房に床下蓄熱暖房が入っております。しかし薪ストーブを24時間運転すれば、この暖房のスイッチを入れるのは、厳冬期だけで済みそうな気配。ここ三日毎日氷が張ってますが、朝で室温20度を超えております。

 
 
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コメント

  1. べっち より:

    大変貴重なレポートありがとうございます。
    ますます、興味がわいて来ました♪来月、長野総商さんに見に行く
    予定です。ただ・・・うちはアンコールがまだ3シーズン目なんです
    けど・・・。変え換えるには・・・悩みます・・・

  2. kouda takeshi より:

    べっちさん。アンコールはベスト&ロングセールモデルですから、良い所一杯あると思います。一長一短それぞれあるので、こっちが良いよ、とは断言で来ませんね。私もこの前の機種はバーモントのCBモデルでした。私の決め手は、バーモントのドアのフレームがジャマでして、美しい炎を眺めながら一杯やるのが極上の楽しみですので、一枚ガラスのなるべく広いもの、というのが、ヘリテイジを選んだ一の理由です。暖房性能などは二の次でした。実際焚いた所は見た事なかったので、炎の姿がちょっとだけ心配だったのですが___。実際は想像以上の美しい炎でした。記事にも書きましたが寒い家だから暖房性能が高いのが一番、と言う方なら違う選択の方が良いと思いますが。私のように美しく燃え、美しく佇む姿が一番という指向ならこれは最高級の一台だと思っております。

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