日本人向け、デザインコンシャスのペレットストーブ

STOVE

日本人って、何でも取り入れちゃう気質があると思うのですが・・・。

一方で頑固でイメージが固定されている場面も見られます。

薪ストーブが典型的な一品でして・・・。

横長で、四角で、4本足で、大きな鍋がのせられて、鋳物で出来ている のが薪ストーブ

であって、それ以外は薪ストーブじゃない!という方が少なからず居られます。

実は欧州では、縦型が主流でして、四角くなくて、円筒形や楕円形断面、そして足がないストーブが多いのです。

先日付けたスエーデン製コンツーラというメーカーは見ての通り、楕円断面で縦型、窓ガラスが大きく、そしてラウンドしており、(私は)とってもスタイリッシュだと思うのです。(鍋は乗せられないが)気密性が高く、よく設計された炉内では、素晴らしく綺麗な、オーロラのような炎がガラス一杯に優美に揺れるのです。

このベールのような炎だけで、このストーブを選ぶ価値あり、と私は思います。

しかし

先に述べた日本人の好む薪ストーブ姿には、どこにも引っからず・・・・・一方の対極にあるストーブであり、結果日本ではあまり売れません。

 

ペレットストーブは欧州では主力暖房になっておりその意味でも、縦型が多いのですが。燃料タンクを内蔵したい、燃焼室に効率よく運びたい、という物理的要求のためにも、縦型になっている理由です。

 

ここで、確信犯といいましょうか・・・・。そうした日本人心理を巧みに掴んで売上を伸ばしているのが豊実精工社「ペレスター」というペレットストーブです。

昨日の工事はこのペレスターHPS200S というモデルなんです。立ち姿をみれば、私の言っていることはおわかりでしょう。

現場調査に先月訪問すると、テーブルにカタログが数冊開かれておりまして、どのページも所謂薪ストーブ型のペレットストーブが載っておりました。

ある意味「嗜好がはっきりしている」というのは、こちらも物事が進めやすいわけで・・・・す。さらに作為的なのは、オプションの窓の飾り。日本で一番人気のある「あの」メーカーの扉そっくり!!。

国産の中では高級な値段ですが。これは鋳物の外装を纏ってるからですね。

でもユーザー様は、その「鋳物外装」=見た目に価値を払って買うわけだから、これも「あり」。

性能や使い勝手も大事ですが。冬は毎日接するわけで・・・・見た目が素敵でないとね、というミーハーさんの選択もOKだと思いますね。

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