たかが土取、されど土取

TOWN

外構工事で、土取り作業は、ある種の緊張感がある。

良く書いている話題だが「鬼がでるか蛇がでるか・・・」はちとオーバーだけど、当たりたくないものに当たることがあるのだ。

水道管の破損は2年に一回位やってしまう。

これもここにメーター器あって、家の水回りはこちら側だから、水道管はこの辺通すだろうで、こっちにはないはず。と判断してやっていると、なんで家のあっち側通すのよ・・・・・・。とかなんでこんなにたわますのよ、と当たってしまうわけだ。

それでもメーターから内側なら、栓を閉めれば水は止まるし、リペアの部材を買ってくれば、すぐに復旧できるけど・・・・・。

田舎でもガスの集中配管の分譲地もあるし、最近では、電柱地中化で電線が埋まっている宅地も増えてきた。外構屋泣かせなんですよ。ガス管破ったらサイレン鳴らして救急車来るし、ガス爆発でも誘発したら・・・・。200v線引っ掛けたら、鉄の塊のユンボに乗っている私は感電死するかもしれません・・・。

外構工事屋も命懸けなんですよ。

 

でももっとも困るのが、「遺跡」ですね。文化財じゃなくて、過去の建築物の基礎部分が出てくる、というのも時折ありまして、これも困ります。残土でなくて、「産廃」になるし・・・・掘るんじゃなくて、壊すわけで・・・・。

そんな予算見てないよ・・・・とか、新たな建築に影響がでないのは、何処まで撤去すればよいのか??。

いろんな意味で非常に困る事態になります。

 

今日から仕事に入る外構工事は、その難易度が少々高めであることが、ある意味予想がつきました。

 

話飛びます。

 

旧今市市は教科書に載るくらい典型的な「扇状地」地形でして、華厳の滝から流れ出る「大谷川」が作った地形の中にほとんどの集落が含まれます。

日光連山の造山活動により、今市扇状地の地下1mより深くは火山灰が堆積してますが、約1万年前それが落ち着いて以降は森の腐葉土由来の黒土層が覆っています。

それなんで通常の土地はあまり心配ありませんが、こと川の近くはダメなのです。川の「暴れ」により地下浅く転石で覆われている地帯も多いのです。

旧日光市街はすべてこうした地形です。

 

今日の工事は、旧日光市街です。 写真見える奥の土手は大谷川の堤防でして・・・・・・・。この位川の至近!。

工事は石ころゴロゴロで大変手間がかかる、というのは事前に予測されたこと。

で、土よりも玉石が多い、土取作業の図 です。

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