今回の旅の大きな目的は、私の家族に、被災地を見てもらうこと。そしてチーム日光として多くの人のチカラで作り上げた集会所・「鍵」を見てもらうこと。
昨年の冬雪が降る中手作りした迎賓館「鍵」18ヶ月ぶりくらいの再訪でした。
建家は無事建っておりました。あら?ソーラーパネルを使った照明も点灯されております。私が手がけた「囲炉裏の縁板」「土間三和土」こちらも変わらずにありました、安心しました。三和土は建設当初よりも多くの人に踏まれ、磨かれて照りが出ているくらい。嬉しかったです。唯一残念だったのが、草屋根に緑が少なかったこと、でしょうか?
妻子は、これが、重機も使わずに手作りしたことを驚いておりました。また場所が、仮設住宅のすぐ裏手の、高台にあり、良い場所を選んだ、と言ってました。外の猛暑に比して、半地下の建物はひんやりして、さすが棟梁の小坂さんのプランニングは正しい、と再確認いたしました。
娘は、防災庁舎の前で、目を真っ赤に腫らしておりました、鍵の中では、柱や、土を手で触っておりました。ほんの数時間の滞在でしたが、日本人の悲劇とその後の人力を感じてもらえた、ことと思います。
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