鎮魂の焼香

 南三陸町・志津川の「さんさん商店街」の隣には、特産のかまぼこ型をした駅舎も新設されていた。正確にはバスターミナル。鉄路や駅舎はズタズタに破壊されたままだ。被災者たちが今後どこに居住するのか?そうした方針が定まらなければ、鉄路はルートすら決められないが・・・・・現状でさえ、海沿いの橋とトンネルの連続ルートだから、鉄路の復活する道は厳しそうだ。かわって建てられたターミナル。何でも拠点になる建家があるというのは、勇気がわくことと思う。
 
 それから、南三陸町旧防災庁舎へ向かう。
若い女性の職員が最後まで避難を呼びかけ続け殉職したあの建物である。
お盆中、多くの人々が訪れて多くの献花そして焼香の煙が立ち上っている。その意味が分からず、不思議そうな顔をしている次女に説明する。
「この建物から避難を呼びかけ続けた若い女性職員が・・・・・・・」
 
不覚にも嗚咽で言葉が続かない・・・・・・・・・・
自分の娘も同じ歳頃だと思ったら・・・・・・・・・・・・
 

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