週末の三日間で予定の床張替え工事終了しました。
床が腐って落ちてしまう。こうした事態になったのは床下の湿気が原因です。これを根治しなければ、また同じことになります。
こちらのお宅では、そうした事態になる必然条件がありました。
①背後に急傾斜の杉山があり、風のとおりが悪く、降った雨が家の裏手に溜まってしまいます。
②基礎が低く、溜まった雨水が風窓から侵入していたようです。基礎も割れが多く水の浸入があったようです。
主な治療法は3点。今日はまずその一です。
一の矢:床下の地面の湿気を逃がす対策
床を開けるとカビ臭が・・そして湿った土が見えます。炭を使う、というのも良く知られた手ですが、土間コンが打ってあるならともかく下からどんどん湿気が供給されますから、炭の吸湿飽和点を超えると意味がなくなりますし、常に湿気った炭にはかえって雑菌が繁殖します。ですので今回は×。
ビニールを敷くというのも×。湿った土に蓋をしても、その下で雑菌が繁殖します。
それで、今回はたくさん気泡が開いた軽石を敷設することにしました。金魚の水槽のエアー口に使われる「エアーストーン」。石だから永久に腐らないし、湿気ももたない。表面積を何十倍にも拡大して蒸散を促進させます。気泡の穴が地中の水分を吸い出してくれることを期待しております。
コメント