40年ぶり再訪

WORKS

本日は午前は薪ストーブ煙突工事。昨日書いたように天気が不順で、毎日予定が変わります。

新築の場合の煙突工事は、大抵の場合、板金屋さんなど他の職人さんと共同作業になります。そうした調整もあり、自分の仕事より相手側の作業手順と天気が最優先。

本当は板金屋さんと金曜日辺りが良さそうだ、という下約束だったのですが。今朝起きれば、夕方まで持ちそうだから今日やりましょう、と急遽の提案を了承していただいた。

 

さてその現場。GWの山登りの記事でもちょっと触れたけど。場所は鶏頂山にあるスキー場に隣接する「開拓集落」の中にある。

私が現在住んでいる集落も実は戦後の開拓集落なのだが。わが町は駅もある平地である。

栃木県には、日光山地・高原山周辺・那須高原・・・など山岳地帯に多くの開拓集落が作られた。あまり知られていないが、戦場ヶ原の3分の1位は開拓され農地になっているのだ。

鶏頂高原は(高原山)今でもスキー場があるくらいだから、気候との戦いも想像され、先人は大変苦労されたことと思う。現代では彼の地で生活される方も減っていると思うけど・・・・・・・。おそらく開拓3世に当たるであろう若いご夫婦の新築家屋に、昨年薪ストーブのオーダーを受けたのだ。

今日はその煙突工事に出かけた。

 

しかし最初にお名前を伺った時から気になっていたのだ。

それで訪問の際聞いてみると。この開拓村には同性の家はないという。

実は40年前になると思うが。高校の同級生4名くらいだったか、春休みスキー合宿を行った。田舎の高校生だ、学生だけで泊まりに行くなど・・・、本当に稀なことで、日に3本しかないバスでスキー板や荷物を担いで向かったのだ。その時の民宿が、今回薪ストーブの仕事を頂いた方の、おそらくお祖父様が営業されていた民宿だった。

何分標高1200mくらいにある高原の開拓村だから、冬は農業はできず、近くのスキー場へのバイトや、スキー客への民宿稼業をなさっていた村民も多かったと思う。

何か。建家も見覚えが有るような・・・・・・。

縁とは、あるのだね。

 

その縁つながりで言えば、私の仕事上の相棒「次元」だが。今日の現場の場所を言うと、「知っているよ・・・・中学校の同級生の家だから」という。

果たして・・・・・施主様のお父様と、当社の職人の30数年ぶりの再会、という・・・ストーブ工事に行ってんだか、何だかわからない長い10時のお茶タイムでした。

次元も旧友宅の仕事で気合が入っていたように 見える。

帰りには、大量のウドを頂いてしまう。

ごちそうさまでした。

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