完了でなくて・・・・ここからが始まりなのだ

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昨日から続く。

昨日の記事を読まれた方は、コウダのアドバイスで、ペレットストーブが二台納品になって売上上々、めでたしめでたし・・・ハッピーエンド と感じた方も多いだろう。

しかし・・・・実際はそんな簡単でも単純でもない。

前にも書いたけどここは「硫化水素泉」いわゆる「硫黄臭」のする白濁の湯で、草津や野沢温泉・乳頭温泉郷・酸が湯・玉川温泉などが有名だね。

入る人間にとっては「何か効能ありそう」だろうけど・・・・・宿や生活する方は大変なのだ。濃度や雪の積もり具合で、人命さえ奪う有毒ガスにもなるし、何よりも活性化ガスだから家電や照明器具など基板や金属部分が酸化・劣化が酷く寿命が極端に短くなる。

いろんなもの(特にTVや洗濯機など家電)が短期間で壊れていく、そんな「地獄谷」みたいな所なのだよ。

 

当然オーナー様がペレットストーブ導入で最大躊躇されたのが、「このガスで短期間で壊れるに違いない」ということ。であれば、まだ薪ストーブの方が丈夫だろう・・・・・と。

しかしこの選択も正しくはない!のだ。

北海道から山陰にかけての海沿いローカルな地域では知られたことだが・・・・冬の海からの季節風は大量の塩分を含み、薪ストーブ内部のステンレス部品さえ10年持たず腐食する!!。という事実を私は説明しました。つまり程度の差こそあれ、硫化水素ガスに抵抗できる薪ストーブもペレットストーブも、石油ストーブさえも「無い!」

のだ。

と、八方塞がりの状況を作って虐めているのでもでもない。

 

 

コウダはローカルビジネスで行く、商圏は栃木県内にする、不特定多数の顧客は取らない(ネットビジネスはしない)、地域で喜んでもらえる仕事をする、何かあればすぐに駆けつけられることが仕事する上での責任だ、!と決めてこの15年やってきた。

同じ日光市内で、ストーブを導入したいと悩んでいる経営者がいるのに・・・・・・・

硫化水素ガスがあるから「保証できません」って責任逃れして断るのが、お前のスタンスかよ?。何処が「住環境コーディネーター」なんだよ?

という自問の末、達した結論は・・・・・・・。

「ペレットストーブ5年で償却してください。メーカーの保証は2年あります。その後の交換部品代金は発生すれば実費いただきますが、5年間そうした部品交換費用は当社無償でサービスします。共に5年間使い切りましょう」という提案をした。

私としては、那須温泉も含め、そうしたハードな地域で今後販売するために、劣化状況を蓄積するモニターとして使わせてください。ということなのだ。オーナー様熟慮の末、決断されました。

これから5年ビジネスパートナーとして行くぞ、固い握手交わしました。

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2台売れたが・・・・下手をすると・・・いや5年間ですから・・・・相当回修理に向かうことが予想され・・・・・・利潤は消し飛ぶわな・・・・・という決意の施工でした。

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設置完了でなく、ここから5年間の始まりなのです。

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